この映画は、リアル過ぎるフィクションのお話です。
森のなかにある、社会から隔離された全寮制の学校。
そこで勉強している子供たちはとても従順で、自分たちの置かれた運命に少しの曇りもなく、まっすぐに受け止めている。
これは、「臓器提供」のためだけに生まれ、その任務のためだけに生かされている過酷な運命を背負った子供達の物語・・・・。
ある年齢になると、「提供」の通知が届き、1度・・・2度と・・・「提供」を繰り返す。
1度で「終了」してしまう人もれば、4度も「提供」する人もいる・・・。
登場人物たちがあまりに純真で、あまりにせつな過ぎる物語でした。
「人の命」とは?
「命の重さとは?」
私は逆に、他の生き物たちのことも考えさせられましたね。
人だけが、人の命の尊さを考えるのではなく、「食べるために生かされている」動物たちのことも今一度考えるべきだと思いましたね。
あなたは食卓に並ぶお肉に、心から感謝していますか?
私達は何かの命を奪って、私達の命をつないでいるんですよね。