仮面ライダーより売れた、「仮面ライダースナック」。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

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70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

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1971年、毎日放送系で土曜夜7時半に「仮面ライダー」は放送された。土曜日ということもあって、子供たちに大ブレイク。空前の仮面ライダーブームが訪れたのだ。私なんかは、週刊「ぼくらマガジン」に連載されていたその石森作品(マンガ)をチラリと読んだ程度で、TVの方はあまり観なかったけれど、それでも藤浩一が歌うオープニング曲「レッツゴー!!ライダーキック」くらいは知っている。さらに盛り上げた要因のひとつに、写真の広告「仮面ライダースナック」がある。たかだか20円の駄菓子ではあるが、中に入っていたカード欲しさにチビッ子たちが2袋、3袋と買い求めたのだろう。こちらもまた、空前のヒット商品になっていった。ひょっとするとカルビーは、「かっぱえびせん」よりも「ライダースナック」で自社ビルを建てることが出来たのかもしれない。スナックという言葉はもともと軽食という意味だけれど、「喫茶・スナック」などとお店を指す言葉として認識していたのに、この頃からお菓子の代名詞になってしまった。お菓子と言えばスナック、スナックと言えばカルビー。つまり、カルビーの作戦勝ちなのだ。ちなみに、藤浩一とは、子門真人の別名である。

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