エンタメの時代がやって来た、ピンキーと「恋の季節」。 | 宮脇 流の「昭和を話そう」 ( BOSSのブログ)

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70年代や、あの時代に輝いていたアレやコレや。
クリエイティブディレクターが語る、「思い出のエッセイ」です。

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それは、突然の大ブレークだった。曲も、そしてピンキーも。写真のレコジャケは1968年のヒット曲、「恋の季節」なのだ。♪忘れられないの、あの人が好きよ 青いシャツ着てさ、海を見てたわ♪という岩谷時子の歌詞もユニークだった。忘れられないの・・というセリフで始まる詞が新しかったのと、青いシャツ着て海を見ていた人が忘れられないという情景もなんだか面白い。そんな詞をボサノバ調のリズムに乗せて、しかも黒ずくめの格好で歌うのだから、印象に残らないはずはない。ピンキーとキラーズはそれから人気グループとして約4年間活躍した。最期は憶えていないけれど、初めて観たのはフジテレビ系の「お昼のゴールデンショー」だったと記憶している。司会は前田武彦(マエタケ)で、当時アイドル的な存在だったコント55号がレギュラーを務めていた、人気番組。たぶん、小学校の給食時間(TVが観られた)に観たのだろう。ここに登場したからには、見逃すはずもない。クラスの男子全員が野球帽を目深にかぶり、傘をステッキ代わりにピンキーを真似た。マエタケとコント55号の笑いと、ピンキー。それは、現在のバラエティ番組の源流かもしれない。今、その時間帯で「笑っていいとも」が放送されている。TVはあれから、まるで変わっていない。

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