
桜の季節だなぁ・・・と感じていたら、桜田淳子が久々に姿を現した。震災に関する取材を受け、母としての心境を語った。同じ東北出身で、被災地のことを思うと涙が止まらなかったという。こちらの「桜」もステキだ。もう随分前に引退した彼女だけど、ファンはまだ多く、歌は愛され続けている。写真のレコジャケは73年のデビュー曲「天使も夢みる」。代表曲は幾つもあるけれど、やはり桜田淳子には「天使」が似合う。中3トリオとして売れた頃から、女優として歩いた時期まで、どことなくぎこちない無邪気さが彼女にはあって、それがちょっと不器用なイメージにもつながった。群雄割拠の芸能界ではそこが危うく、そしてその純粋さが引退の原因になったのかもしれない。けれど、今でも桜田淳子の歌がさびないのは、その純粋さだと私は思う。♪もう泣かないわ、さびしくないわ、天使も夢見る 春だから♪と、歌える時が、被災地にも来て欲しい。4月14日に誕生日を迎え53歳になった桜田淳子だけど、美しかった。桜とともに、東北に、きっと希望の天使が舞い降りたに違いない。
