稽古が進むと、自分の中に発生してくるものがある。
純粋に、稽古の中で生まれるもの。思いもよらない感情が込み上げて、なんだ?これ?と自分の背後斜め上くらいから見ている自分と。その感情のままに台詞を発している自分。言葉では説明できないもの。
一緒に同じ芝居を作ろうとしている人たちとのやりとりから受け取るもの。客観的な意見、自分にはなかった発想。はっとさせられるもの。
ようやく、イメージが見えてきた気がする。気がする、くらいの朧気なものだけど。
鈍感で自信がなくてすぐパニクってフリーズする自分だけど、貪欲さと負けん気はある。やりきってやる。
唐さんの作品、それもヒロイン、やらせていただきます。