スマホにしたとたん、見知らぬ人からラインがきた。

いや、知らなくはない。この名前は知っている。昔のバイト仲間、しかも、昨年若くして亡くなっている…。どういうこと?

 

真冬に怪談か。

彼が使っていた番号が、別の誰かの契約になったのか。はたまた、なりすましか。

いずれにしろ、久しぶりに思い出しました。その人のことも、その頃のことも。

 

あの時は、相当ショックを受けたのに、やはり日々の中に紛れていく。不謹慎かもしれませんが、こうして思い出せてよかったとも思うのです。

ショックなのに、現実味もなかったな。ショックすぎたのか。随分会っていなかったのもあるでしょうし、あまりにも若すぎましたし。俗にいう、突然死というのでしょうか、なんの兆候もなくいきなりいってしまうという。お通夜まで行ったのに、受け入れきれてなかったのかもしれません。

 

実はその時、異魂の稽古中でした。その時の芝居を思い出すと、連動して彼のことも思い出します。あの時も大変だったなあ。(芝居が?)

お通夜で、昔のバイト仲間が揃ったりして。彼も交えて、みんなで会いたかったな。バイトやっている時どんなに仲が良くても、それぞれがそれぞれの生活や生き方を定めていくうちに、会う機会がなくなっていきますよね。そんなもんだとわかっていても、やはり悔やまれます。

 

やりたいことは今のうちに。会いたい人とは会いたい時に。実現させるのは難しいとしても、いつもそう思っています。