駅までの道すがら、自転車に乗ったおばさまに道を聞かれる。

刀を持っていても、普通なんだな、自分。

 

刀といっても、ちゃんと袋に入っていますけどね。袋?ケース?木刀とか入れるようなやつです。刀も模造刀ですしね。見かけはわからないか。

護身術と併せて稽古をさせていただいている、小太刀のことです。

 

今日つくづく思ったのですが。小太刀にしろ体術にしろ、これだけやっているにも関わらず、覚えが悪すぎる。体術は、月に一回やるかやらないかくらいではあるのですが、それにしても身につかない。護身術は意外と覚えているのに。

芝居でも決まった動きはあるわけで。ダンスなんて決まった動きでやるわけで。それは覚えられるのに、なぜ?

 

そこで、ふと気づきました。なぜ、その動きをするのか?ということが自分の中で腑に落ちていないからではないかと。

人間の関節はこうなっているからとか、ここが急所で的確に突くためにはこの角度からとか、こういう態勢では力が入りきらないからとか、明確な理由はあるんですよ。説明されると納得する。しかしながら、身につかない。相手を倒すという意思に欠けているのだと思うのです。

 

相手を倒すためには、どうしたらいいのか。そこを意識してやらねばいけないと、肝に銘じました。(いまさら?そして、どこを目指しているのか?)