久しぶりに感じ入ったこと。昨日ざっくり書いた観劇の絡みです。
ハプニングとざっくり書きました。何があったのかというと、上演中にブレーカーが落ちるという事件です。
たまに聞きます。暗闇での芝居。実際、自分が目の当たりにしたのは初めてでした。
最初は、暗転?と思います。タイミング的に「ん?」と思いつつ、最初はね。
で、暗闇の中から役者の声が聞こえてきて、客席がちょっとざわめきます。暗転じゃないぞ、と。ざわめきますが、すぐ観客が意識を集中させるのがわかります。それまでの物語に引き込まれていればいるほど、この集中具合は高いのではないかと、勝手に分析してみたり。
もっと落ち着かない雰囲気になるのかと思っていたのです。視覚を奪われるって、かなり怖いというか。ましてや、観劇という「見る」という行為を伴う状況での暗闇です。ここからどうするんだろう?どうすればいいんだろう?と、完全に集中が途切れてもおかしくないわけです。
ところが、客席が動揺したのは、本当に一瞬でした。役者の声しか聞こえてこないのに、それまでの物語の世界がそこに続いていました。
鳥肌が立ちました。お客さまの集中力もさることながら、そうさせるだけの舞台なのだということに。
終演後の挨拶で、そんなハプニングで懸命に稽古してきたものをお客さまに観ていただけなかったことに悔しさを滲ませる主宰者の言葉、それに共感する出演者の表情を見て、涙が出ました。
もちろん、ハプニングが起きなくても、観に行ってよかったと思います。主催者サイドとしては不本意でしょうが、私としてはこういった空気を感じられたこともよかったです。
本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
ハプニングとざっくり書きました。何があったのかというと、上演中にブレーカーが落ちるという事件です。
たまに聞きます。暗闇での芝居。実際、自分が目の当たりにしたのは初めてでした。
最初は、暗転?と思います。タイミング的に「ん?」と思いつつ、最初はね。
で、暗闇の中から役者の声が聞こえてきて、客席がちょっとざわめきます。暗転じゃないぞ、と。ざわめきますが、すぐ観客が意識を集中させるのがわかります。それまでの物語に引き込まれていればいるほど、この集中具合は高いのではないかと、勝手に分析してみたり。
もっと落ち着かない雰囲気になるのかと思っていたのです。視覚を奪われるって、かなり怖いというか。ましてや、観劇という「見る」という行為を伴う状況での暗闇です。ここからどうするんだろう?どうすればいいんだろう?と、完全に集中が途切れてもおかしくないわけです。
ところが、客席が動揺したのは、本当に一瞬でした。役者の声しか聞こえてこないのに、それまでの物語の世界がそこに続いていました。
鳥肌が立ちました。お客さまの集中力もさることながら、そうさせるだけの舞台なのだということに。
終演後の挨拶で、そんなハプニングで懸命に稽古してきたものをお客さまに観ていただけなかったことに悔しさを滲ませる主宰者の言葉、それに共感する出演者の表情を見て、涙が出ました。
もちろん、ハプニングが起きなくても、観に行ってよかったと思います。主催者サイドとしては不本意でしょうが、私としてはこういった空気を感じられたこともよかったです。
本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。