真っ白な画面に、文字が羅列されていく。私の指先が言葉を並べていく。爽快な時間。鬱屈したものが吐き出されているだけだとしても。
形のないものが形になっていく瞬間には、何かしらのエネルギーがあるのだろう。放出、あるいは解放には快感が伴う。後には、羞恥や罪悪感が残るとしても。
それでも今は、キーの鳴る音だけを聞いていよう。