ようやくわかったかも。異魂を立ち上げる頃から言われていることが。一年半以上かかっとる。自分の鈍くささ、再確認。

栄作さん、ありがとうございます。こんな性根の腐った(栄作さんとのやりとりで、やたら頻発したワード)私に辛抱強く付き合ってくださって。今度こそわかりました。
つか、ヒントは山ほどあったんですよ。半海さんの言葉の中や、先輩役者さんたちの叱咤激励の中にも。でも、自分の度量不足を直視したくないが故に、ただ自分には出来ないって逃げてきたんです。ヒントに気付かないフリしてきたんです。

プラス、鈍ちん。目的と手段を取り違えていることに、気付いてなかった。私が目的と思っていたことは、一つの手段だわ。
手段が目的になってしまっていたら、そりゃ立ち行かないですよね。生クリーム作る時に、泡立てることに必死になり過ぎて、分離してしまうようなもんです。(そういうことなの?)

「なんのために異魂やってるの?」
これが投げ掛けられ続けてきた言葉です。
ただ芝居がしたい、役者やりたいだけなら、自ら旗を振らなくてもいい。むしろ面倒なことが増えるようなもんです。
では、何故旗を振るのか?

ずっと考えてはきたんです。のらりくらりと誤魔化しながら。はっきりと言葉にしたくなかった。お前なんか出来るわけがない!って言われるのが怖くて。そして、手段を目的にしてしまった。
こうして文章にしながら、考えを整理しております。最終的に、結論をここに書くかはわかりませんが。それがどんなことであろうと、観客に異魂の芝居を面白いと思っていただけるようにするのは変わりません。

異魂、やったる。