再三言っているのだが、私は外国ものの芝居が苦手である。
今までは、日本人の感性とは違うから…思ってきたのだが、違う発想が浮かんだので書いてみよう。
堅苦しい、長ったらしい文章になる可能性大のため、苦手な方はごめんなさい。
最初にお断りしておくが、私が触れたことのある外国の戯曲(舞台で観たもの、読んだだけのもの)の数は、非常に少ない。なので、ここに当てはまるものは極一部だろう。かつ、言わずもがなではあるが、私個人の偏見もあることをお断りしておきます。
さてまず、この「苦手」は具体的にどういうものか。簡潔にいうと、感情移入ができない。
このお話うまくできてるな~とか、あの役者さんイイな~とかは思う。楽しめている部分もある。でも、また観たい!とか、私もこういう芝居やりたい!とは思わない。
私は、感情移入できる芝居が好きだ。たとえ、マイナス感情であろうと構わない。感情が揺さぶられるものがいい。
それがあれば、テーマがなんであろうと問題ない。平和でも社会問題でも恋愛でも夢でも。節操ないな。
どうして、外国の戯曲に感情移入できないのか?
それは、人間の存在そのものに対するテーマを感じるものしか知らないからではないか、と思い至ったのである。
どういうことかというと、
人間とはどういうものか?
人間とはどうあるべきか?
「人間」という生き物全般に関わる問題提起をされているように感じるのだ。
それ自体が苦手ということではない。むしろ、哲学書なんかを読むのは好きだ。ちゃんと理解できているかどうかはともかくとして。
しかし、芝居となると話が変わる。生きている人間がそこに在る感じがしなくなるのだ。
わかるよ?人間ってそういう嫌な一面とか、ダメなところとかあるよね。そうやって変わっていくべきだよね。それこそ、人間のあるべき姿だろうね。
実際現実にも、絶対関わりたくないタイプの人も、こんなことするなんて信じられない人もいるさ。いい人ばかりじゃないことも知っているさ。
でもね、普通に生きている人間って、ダメなところもイイところもあって、それを認めたり見ないフリしたりして生きていて。こうなりたいって願望があるのに、なかなかできなくて悶えていたりして。
そんな人間が愛おしい。それが感情が突き動かされる根っこにあるのではないかと思うのですよ。
イヤなやつなのに嫌いになれない。悪者なのに哀しい。イイ人なのに信用できない。カッコいいのにカッコ悪い。
一筋縄ではいかないからこそ面白い。不器用で、つまづいたり転んだり、時には後退りしながらも、前に進もうとしている。そういう人間が生きている芝居が好きです。
とりとめもない長文に付き合ってくださって、ありがとうございます。
外国の戯曲に限った話ではないですね。次はどんな芝居に出会えるのかな。
今までは、日本人の感性とは違うから…思ってきたのだが、違う発想が浮かんだので書いてみよう。
堅苦しい、長ったらしい文章になる可能性大のため、苦手な方はごめんなさい。
最初にお断りしておくが、私が触れたことのある外国の戯曲(舞台で観たもの、読んだだけのもの)の数は、非常に少ない。なので、ここに当てはまるものは極一部だろう。かつ、言わずもがなではあるが、私個人の偏見もあることをお断りしておきます。
さてまず、この「苦手」は具体的にどういうものか。簡潔にいうと、感情移入ができない。
このお話うまくできてるな~とか、あの役者さんイイな~とかは思う。楽しめている部分もある。でも、また観たい!とか、私もこういう芝居やりたい!とは思わない。
私は、感情移入できる芝居が好きだ。たとえ、マイナス感情であろうと構わない。感情が揺さぶられるものがいい。
それがあれば、テーマがなんであろうと問題ない。平和でも社会問題でも恋愛でも夢でも。節操ないな。
どうして、外国の戯曲に感情移入できないのか?
それは、人間の存在そのものに対するテーマを感じるものしか知らないからではないか、と思い至ったのである。
どういうことかというと、
人間とはどういうものか?
人間とはどうあるべきか?
「人間」という生き物全般に関わる問題提起をされているように感じるのだ。
それ自体が苦手ということではない。むしろ、哲学書なんかを読むのは好きだ。ちゃんと理解できているかどうかはともかくとして。
しかし、芝居となると話が変わる。生きている人間がそこに在る感じがしなくなるのだ。
わかるよ?人間ってそういう嫌な一面とか、ダメなところとかあるよね。そうやって変わっていくべきだよね。それこそ、人間のあるべき姿だろうね。
実際現実にも、絶対関わりたくないタイプの人も、こんなことするなんて信じられない人もいるさ。いい人ばかりじゃないことも知っているさ。
でもね、普通に生きている人間って、ダメなところもイイところもあって、それを認めたり見ないフリしたりして生きていて。こうなりたいって願望があるのに、なかなかできなくて悶えていたりして。
そんな人間が愛おしい。それが感情が突き動かされる根っこにあるのではないかと思うのですよ。
イヤなやつなのに嫌いになれない。悪者なのに哀しい。イイ人なのに信用できない。カッコいいのにカッコ悪い。
一筋縄ではいかないからこそ面白い。不器用で、つまづいたり転んだり、時には後退りしながらも、前に進もうとしている。そういう人間が生きている芝居が好きです。
とりとめもない長文に付き合ってくださって、ありがとうございます。
外国の戯曲に限った話ではないですね。次はどんな芝居に出会えるのかな。