日付は変わりましたが。

三年前のこの日。
ひどい揺れに驚きながらも、周りの人たちに落ち着いてもらおうと、大丈夫!と呼び掛けていた。まさかこんなことになるとは予想だにしていなかった。

三年目にして、ようやくこの日のことに向かい合っています。
被災者でもないのに何故か?自分でも意識していなかったのですが、何か防衛本能のようなものが働いていたのかもしれません。

震災後、当時の私の職場は大きな影響を受けました。影響、というと語弊がありますが。それまでの仕事から一変したのです。
毎日、朝から夜遅くまで。震災関連の情報をリアルタイムで確認しながら対応に追われる日々。
被災された方々のことを思えば、全然足りない。何も出来ていない。そんな思いばかりが募りました。

何も出来ていないとしても、誰かがやらなければいけない。今自分がやるべきことをやるしかない。
そんな意識の中、強すぎる感情を持ってしまうと、挫けてしまいそうで。だから感情を殺していたのではないか。今になってそう思います。

結局職場も変わってしまいましたが、改めて自分に出来ることを考えています。今度は、演劇人として出来ることを。

今は亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。そして、被災された方々の前途に幸多からんことを祈っております。