何年かぶりに、恋愛小説を読みました。
…文字にするとなんか恥ずかしいな。

不思議な感覚を味わいました。本を閉じた瞬間、自分のいる空間がわからなくなったんです。
直前まで読んでいた場面の場所や時間と、実際目に映っているものが違うことに困惑するとでもいうのでしょうか。それだけ、主人公に同調したってことなのかな。

主人公は男性だし、自分との共通点も特に見当たらない。となると、何に同調したのか?
舞台は現代の日本なので、そこで起きる出来事は、自分の経験と重なる部分はあります。主題の恋愛の部分はさておき。

で、思ったこと。
インパクトのある出来事や大きな感情の揺れより、小さな「あるある」の重なりの方が、より強く同調を引き起こすのではないか?

その体験から受けた影響が大きければ大きいほど、他にはない、唯一無二のものとして記憶に残る。そうするとその後、同じような出来事を映画や本で見ても、どこかで自分の経験とは別物として捉えるのではないか。

逆に、日常での経験や感じたことは、強く意識するでもなく、記憶に残る。特別なこととは思っていないから、抵抗なく「そうそう」と頷ける。

この「あるある」「そうそう」が重なると、深く同調するのかな。なんて思ったのです。んで、芝居につながるな~ってね。

ここからが本題?!いやいや、今回はここで失礼させていただきます。頭パンクしちゃうから。(うそうそ、ちゃんと考えていますよ)