大好きな先輩が、旅立ってしまわれました。
早すぎます。もう会えないなんて、信じられない。

初めて共演させていただいた時のこと。
なんでそんな伝説的な劇団にいた方が、自分達みたいな若造とやってくれるの!?というのが最初に思ったことでした。
アングラでベテランなんて、強面で、下の人間に物凄く厳しい。経験上、そう刷り込まれていましたし。

見事に覆されました。誰よりも高いテンションで、色んなアイディアを持ち込んでくれて。なにより、いつも笑顔で。すごく楽しんでその役をやっていらっしゃいました。

舞監助手として、ご一緒させていただいたこともあります。
仕事として舞台監督をしていらして、そのお手伝いをしたのです。私は初めてで、何をしていいのかわからずオロオロしっぱなし。ほとんど役に立っていなかったのに、その後も何かと声をかけてくださいました。

あの明るい笑顔ばかりが浮かんできて、涙が止まりません。もう一度会いたかった。また芝居の話がしたかった。

本当にお疲れさまでした。
そちらで、ゆっくり休んでくださいね。
私もみんなも、まだまだ芝居に携わっていきます。どうか見守っていてください。
ありがとうございました。