はい、お疲れ様です。今日は作家の斎藤栄作さんが稽古場にいらっしゃいました。
稽古後、第二会議室(庄や)に移動して、お芝居の話や、お芝居の話や、お芝居の話をあれやこれやと話ながら、いろいろと感想も聞きながら、焼酎のお湯割りがパカパカとなくなって行く中、この稽古場ブログってどれくらいの人が覗いてくれているのだろうかと思いつつ、そんな覗いてくれている人のために、最後まで読みきれないような大量の文章を書いてやろうと今、思いついた田中啓三です。
さあ、全くの稽古と意味のない文章が始まりますから時間のない方はここで読むのをやめましょう。
 
春分の日ですのぅ!
桜は咲き乱れつつあります。
狂い咲きまであとわずか。
百花繚乱、その下には死体があるから気をつけてってやつです。

話は360度変わりまして、毎年、スケジュール帳を買うわけです。
何故か、ショッキングピンクのスケジュール帳です。
外に持ち出して私のスケジュール帳だと言えば 友人の大半は若干引くような色のスケジュール帳です。
今となってはよくわかりませんが、何の迷いもなくそれを手にした時の私の心理状態は、どことなく危なかったのかもしれません。
買い換えずにむしろ、だんだん気に入ってきている今の私の心理状態は言うに及びません。
そんなわけで、使い始めて3ヶ月ですから、まだ去年のスケジュール帳はすぐ手の届くところにあるような状態で、ふと去年の3月、何してたかな、と思って見たりします。
これって過去に戻っているって事?
過去を懐かしんでいるって事?
絶ち切れていないって事?
実はそうでもなかったりするんです。
今ある自分の立ち位置を確認するのに良かったりするんですね。
これから生きて行くのに、なぜ、過去の歴史の授業を受けなきゃならないのだ?と若かりし青い時代に疑問に思ったことありませか?
これから、生きて行くから過去起きた事柄が大事になるのですね。
過去が今の事柄を築いており、今が未来を築いて行くのです。
同じ過ちを繰り返さないためにも過去の歴史を考えることは大事なのだ。
と、青い時代より若干知恵がついた私は思います。
昨年の今ごろあることがあり、ある決意をしました。
そして怒涛のごとく4月に入り、そして5月、真っ暗で尚且つ歪んだ、それでいて良い匂いのする九十九里浜、幻の素潜り空間を彷徨うことになるのです。

先月、古い友人のライブに行って来ました。
ロックンロールってやつです。
転がり続ける石・・・

転がり続ける意志・・・

変わらないもの、それは変わり続けようとする心だ
昔の竹内銃一郎さんの脚本にありました。
昔の宅配便のCMでも同じようなこと言ってました。

とにかく、キャモン!ロッケンロール!ってやつです。
彼は私と同い年です。
同じく関西出身で、背は私よりも大きいです。
出会いは杉並区の今はもうない、とある居酒屋のカウンターでした。
その頃から何のブレも曇りもない熱い男です。
当時、彼は音楽と一生添い遂げるために 誰にも言い訳や、言い逃れが出来ないよう
自分の腕にでっかいドラムのタトゥーを入れました。
はじけてしまった彼は、胸にどでかい龍の刺青入れちゃいました。
タトゥーではありません、完全に刺青です。
箍が外れるとはこのことです。
お茶目です。


レコ発ライブ、
全国まわって、最後に東京。
熱いライブでした。
嫁も子供おりながら、自分のために、引いては家族のために 大好きなドラムを叩きまくり、汗を飛び散らせながら、音楽を楽しみ、音楽と添い遂げようと、ロッケンロールする、転がり続ける意志を、 変わり続けようとする心を持つ彼は素敵でした。

そのライブで別の古い友人とも再会しました。
そこにはたくさんの懐かしい顔ぶれがありました。
グルンと時空を10年、サ・カ・ノ・ボ・ッ・タ、感じがしました。

とある友人に言われたことがあります。
神様はいろんな試練を与える。
そしてそれを乗り越えても、ちゃんと理解してないとまた同じ試練を与えるよ、理解するまで何度だって神様は同じ試練を与えるんだ。

去年のスケジュール帳を
これからのより良い未来のために見つめ直します。
一年前の今の時期を思い返します。
古い友人と再会します。
グルンと10年時空を、サ・カ・ノ・ボ・ッ・タ、気がします。

サカノボッタ・・・?
ちっとも動いていなかったのではなくて?

・・・え、いや、間違いなく進んでいました。
・・・足も10年間、毎日動かしていました。
それに・・・だって、周りの景色も変わってましたから。

それは、周りの景色が動いていただけってことは考えられませんか?
あなたはそこから10年間、
その場所から一歩も進んでいなかった。
動いたのはあなたの周りの景色だけ。
それもあなたを後ろに残して、景色だけが変わっていったの。

神様はいろんな試練を与えるよ。
気付かない人には、気付くまで同じ試練を。

変わらないものは変わり続けようとする意志で
私が最も恐れるのは停滞だ。

明日も頑張ろう。
おやすみなさい