簡単なシェルスクリプト sh -x プログラム名 (デバッグする時に使用する便利なコマンド)
簡単な自分用のコマンドを作る
これがシェルスクリプトでした。
といっても簡単です。
プログラムの多くは
簡単なコマンドの積み重ねですが、
ときには
プログラミングする時に
ミスをすることがあります。
でも心配しないでください。
そういうときに使うコマンドがあります。
たとえ、
まちがえたとしても
デバッグすることで
どこで間違えているか簡単に分かります。
どういうことかというと
ながーいプログラムの場合
間違えているところを見つけるのも
ひと苦労です。
そこで
sh -xコマンド
を使用して
簡単に間違っている部分を見つけるわけです。
このsh -xコマンドを知っているだけで
一気にプログラムの完成度をあげやすくなりますので、
知っていないと損ですね。
ためしにsh -xコマンドを使って
whoamh(私は誰?=whoamiをわざと間違えて)を使って
返ってきた結果を見てみましょう
こうすると、
プログラムの中で間違えている
シェルスクリプトが簡単に分かりますので
順をおって見ていきましょう。
●まずプログラムを入れる箱である、
progmachigaiというファイルを作ります。
通常、バッククオート(‘)で囲まれた部分が、whoamiの結果がそのまま表示されます。
しかしここでは、わざとまちがえてwhoamhとしています。
yamada@yamada-desktop:~$ cat > progmachigai
echo "konnichiwa. watashi wa `whoamh`"
最後に、文末でCTRL+Dを押して、プログラムを区切ります。
●プログラムprogmachigaiに実行権を与えます。
yamada@yamada-desktop:~$ chmod u+x progmachigai
●プログラムを実行します
ここでは、sh -xコマンドを使用して実行しています。
こうすることで間違えた場所を特定できるようになりますので
デバッグ作業が一気にしやすくなりますので
オススメのコマンドです。
yamada@yamada-desktop:~$ sh -x progmachigai
+ whoamh
progmachigai: 1: whoamh: not found
+ echo konnichiwa. watashi wa
konnichiwa. watashi wa
whoamhコマンドの部分がnot found
つまり、無効なコマンドですよと表示されました。
そして最後の行の結果にも
そのwhoamhコマンド(本当はwhoami)コマンドの結果は
表示されずエラーになっています。
そこでこのwhoamhを修正(デバッグ)すればいいと
簡単にわかってしまうと言うわけです。
どうですか?
思ったより簡単ではないでしょうか?
簡単にできることですので
マスターしないと損ですね。
サーバの管理や
複数台のパソコンへの一括の管理など
便利にできることが多いので
シェルスクリプトをマスターされることをおすすめます。
また、求人欄を見ているとシェルスクリプトを
かけることを条件にしている案件も
多いですのでこの機会にマスターしていると
得ですね。
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