フランスからお客様が来たよん。第1日目 | Blog de Unionism | にいがた青年ユニオンの労働問題相談所

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フランスの大学の学者さんが、にいがた青年ユニオンへインタービューしに、新潟に来てるんです。
日本の若者と労働運動に関して、日本全国を行脚しているのだとか。

す、すげーーーー!!!

東京、仙台、そして新潟というルートだとか。
もともと、日本に住んでいたということですし、パートナーが日本人だということで、日本語が上手。
ええ、私はフランス語なんてわかりませんよー。

ところで、青年ユニオンについて、なかなかおもしろい視点からの研究です。

ザッと聞いたんですが。
まず、組合員の年齢構成について。
私の想像としては、社会に出てすぐの年代、つまり、10代とか20代がメインではなくて、30代かなと。たぶん、社会に出てすぐには、何が良いんだか悪いだかもわからない。生活もなんとかなる。次の仕事もすぐ見つかる。でも30台以降になるとそうはならない。だから、30台以降がメインになるんじゃないかなーと思ってみます。

それから、正規か非正規か。
「意外に正規も多いですね」とのこと。どうやら、正規労働者でも労働組合から除外されていることに違和感をおもちのようです。でも、そうですよね。ユニオンショップ制で否が応でも労働組合に入らされて、チェックオフされている人もいますが、会社に労働組合のないところも多いわけで。そんな人も青年ユニオンに飛び込むわけですから。

あと、性別。
男性が多そうですね。上と同じような理由かなと思ってみます。

それから、組合員としてかかわってきた人のそれぞれの事情を詳しく聞きとりをして行かれました。人生模様を調べてる感じでしたね。いかにも、フランスです。


フランスの労働者事情も伺いました。
日本とは違いますね。

一番の違いは、バケーション(有給休暇)。
フランスでは、連続して取得して、家族と過ごす時間にするものというのが常識です。
日本では、病気の時に、細切れに。しかも、パートとかだと有休がないと思わされてます。
フランスの学生にいうと、「先生は嘘をついている」といわれるのだとかwww

そ り ゃ そ う だ よ な ー 。

日本は、めっちゃガラパゴス状態ですから。


それと、労働契約という考え方。
フランスなら労働力を提供するということとの賃金のひき替えがしっかりしていますが、日本だと「従業員になる」という感覚。社員とアルバイトで違うもの、社員と取引先で違うもの。共通した「労働者」という感覚がない。


というわけで、ひとまず今日はこれぐらいに。
明日もありますよー。
ではではーノシ