嫌な気持ちになる言葉がある。

『知らんけど』


この言葉は元々関西圏でよく使われていたが、2022年 責任回避が出来る便利な言葉としてSNSを中心に若い世代の間で広がり、その年の流行語大賞で入賞した言葉だ。
関西で普通に使われていた方言が、関西と関係のない地域の若い世代にも流行して使われるようになったということ。


私には関西の友人がいるけれど、その友人が使う「知らんけど」は気にしたことがない。
ニュアンスが違うのだ。
関西は日常的に笑いが重視される地域でもあるため、会話の中で「知らんけど」がオチになったりツッコミ待ちとして使われることがある。それは謙遜や照れ隠しとして使用することもあり、真剣に話すことや真面目な話をしている時にも発動する場合もある。

しかしそれらは、方言として普段から日常的に使っているからか、会話を和ませたり、特に違和感もなく、責任放棄しているという感じを受けないのだ。そこが、流行りというだけで乱用している人との違いかなと思う。


そんなことを言っても、私が若い頃にも流行った言葉はたくさんあって、その中には同世代にしか通じない言葉もあった。今回も同じように、「知らんけど」という言葉を流行りとして使っているのは若年層が殆どなわけで、その世代同士が使う分には可愛げもあるから暖かい目で見られるし、嫌な気持ちにもならない。


そう、私が嫌な気持ちになるのは関西圏ではない、ある程度の年齢の人が使う場合に限ってのことみたいだ。




軽い世間話で使うならまだ、場を和ますためかな?と感じるし、全然良いと思う。

でも、何の根拠もなく情報もない、ただただ自分勝手な話をダラダラ語った後に

「知らんけど。」

なんて付けられた時には、自分の時間を無駄にされたようで苛ついてしまうだろう。

(何のために話してたんだよ💢)と思うし、馬鹿にされた気もしてくる。それが友人だったら自ら離れることを選択する。



そしてそれを、30代後半・40代以上になってしている人がいたら、

(信用ないだろうな)

(仕事出来ないんだろうな)

(友人とか、信頼出来る・してくれる人、周りにまともな人いないんだろうな)

と思う。


何するにも責任が問われてくる年齢にもなってこんな言葉を平気で使う人は、信用なんて出来ないだろうし、人としても常識とか理解力とかないと思うし、他人の気持ちや時間のことを考えられない人だと思うからだ。



教えてあげたい、自分の意見を話したい。でも、いまいち信用性にかける、自信がない。

その場合は「知らんけど」なんて使わずに、「多分」とか「恐らく」、または「小差はわからないけれど」など、使える言葉は沢山あるのだから、それを使えばいいだけだ。わざわざ「知らんけど」なんて使う必要性はない。

というか、少しでも常識がある大人なら、広く発信する場所で関係ない方言をわざわざ使わないし、わざわざ自分の信用を落とす言葉なんか使わないのではないだろうか?





因みに、よくよく調べてみると流行りとして話題に上がったのは2022年。そして、主な使用者層はZ世代。今もネットで使われることはあるが、流行りの言葉としてはZ世代の間ではもう廃れ気味になっているらしい。

今もよく「知らんけど」を使う人を知っているが、もちろんZ世代ではないし、私が思う嫌な気持ちになる使い方をしている。流行りにものれていないし、関西の人ではないからニュアンスも使い方もおかしい。何度も使うことで、ただどんどん嫌われていくだけ。



流行りにのりたいと思うことは前向きで、行動力があって素晴らしいことだ。

しかし、ファッションや物とは違って、言葉はどうしても年齢に関わってくると思う。(今はこういう言葉が流行っているんだな)と覚えておくことは良いけれど、それを実際に使うとなると、年齢によっては信頼性や品位がないと見られるし、言われた側も反応に困るだろう。





言葉自体、流行っているから使うのではなく、先ずは本来の意味を知り正しい言葉を使うことが必要だと思う。

今回の、「知らんけど」のような流行りの言葉を使うことで、自分が周囲から信用出来ない嘘つきと思われてもいいと思っていて、

"若く見られたい❗️" 

"最新がわかってる中年に見られたい❗️"

を優先したいなら「勝手にどうぞ。」

だが、同じ穴の狢には見られたくない・・・と、いつも思っている。