令和になって副業にも寛容な社会になり、掛け持ちで仕事をしている人も増えている。
そんな中で最近どんどん増えている働き方がタイミーなどの、"即日・短期・短時間"のバイト。以前からある単発バイトと基本的には変わらないがアプリなども開発され、当日応募・当日勤務が可能になり、給料もすぐ手に入る。
急遽人手が欲しい雇う側と、お金と仕事がすぐ欲しい雇われ側。人手が欲しい時だけ雇うため無駄な人件費がかからない雇う側と、無駄なコミュニケーションがいらない雇われ側。どちらも無駄なプロセスを省き、互いのニーズを満たすという画期的なビジネススタイルだと思う。
因みに、タイミーの代表である 小川嶺 さんはタイミーのビジネススタイルについて、『大人のキッザニア』と発言しているが、タイミーでは実際に色々な仕事を経験して、お金も得ることが出来る。
それは、まだ自分のしたいことが見つからない若い年代にとって、多様な職種体験が出来て、キャリアの道標にもなるという、良いプラットホームにもなると思う。
しかし、やはり弊害やトラブルも生じる。
雇う側は、毎回どんな人がくるかわからないし、選べないため、アタリハズレも多い。
履歴書や面接がないため、コミュニケーションが取れない・集団行動が出来ない・協調性がない・常識がない・時間にルーズ、といった理由から、同じ会社で長期で働くといった働き方が出来ないという、所謂、社会不適合者の特徴とされる傾向を持つ人も多く利用している。そのため、トラブルも多く発生している。
雇われ側は、毎回同じ職場に行けると限らないから、一から新しい仕事を覚えなければならないということが多い。
殆どの場合、短期・短時間・単発のバイトとなるため、簡単な作業が多く、スキルアップが難しくキャリア形成も難しい。
この働き方をする人の中には、すぐにお金が必要な人もかなり多い。そのため、そういうお金に困っている人を狙って、闇バイトや怪しい儲け話に勧誘してくるワーカーが紛れていることもあるそうだ。
このような働き方について私が思うこと。
若い年代は、色々な仕事を経験することが出来て、その仕事のメリットデメリットも多少はわかるので良いと思うし、副業や主婦や定年された方は、生活費や趣味費のための補填などにもなるので良いと思う。
ただ、この働き方での経験がスキルアップやキャリアになるかと考えると、それは違うと思う。簡単な作業だからこの働き方が可能なわけで、例えばタイミーで一度働いたからといって職歴に記載するのは違うと思うし、常識的に考えても無しだろう。初心者でも出来るような仕事しか経験していないのに経験者と語るなら、本業として働いているに方にも失礼だし、見方によっては馬鹿にしているようにも見える。
この働き方での経験は、あくまでその仕事の入り口に立ったというだけだ。
嫌な仕事は最初から選ばないし、やってみて合わなければもう行かなくていい。
もし失敗しても大きな責任を取らされることはないだろう。
だからストレスもかかりにくいし、気軽に楽しく働くことが出来る。
でもそれは、このような働き方だからこそであって、実際に働いてみると仕事内容も、自分にかかる責任も、全く違うはずだ。それはしっかり頭に置いておかなければいけない。
令和のこのビジネススタイルは、自分のタイミングで仕事が出来て、色々な経験も出来る。そしてストレスもなく楽しく働ける。それはある意味、理想の働き方だと思う。
その反面、自称シゴデキや、仕事を甘く考える人、自分勝手で責任感のない人を増加させてしまう可能性も高い。
この先、自分が利用することがあるならば、使い方を間違えず、仕事は良い面ばかりではないことを忘れず利用しなければいけないなと思っている。