飯盛山到着犬

右にあるスロープコンベアで上まで行けるようだけど、なんと大人250円!
長崎のグラバー園のあの長いエスカレータも無料なのに凝視…なのでもちろん人力。
そもそもスロープコンベアってなんなん?

到着

ここは白虎隊のお墓のある場所。
右手の方に行くと白虎隊の自決した場所に出る。

ここで鶴ヶ城が燃えていると勘違いし自刃したという話が有名だけど、実は城がまだ落ちてないことはこの場所からも分かったが「城を目指しもし捕まり捕虜にでもなりにしたら君主や先祖に申し訳なく、ならばこの場で潔く自刃し武士の本文を明らかにすべきだ。」と自決の道を選んだらしい。

その中で一人生き延びた方がいたことを初めて知る。
その方のお墓

その後通信技師として陸軍大尉までになったそうだが、ピストルの携帯を命令されても「自分は白虎隊として死んだ身である」と断ったという。
そして晩年になり飯盛山で起きたことを話し白虎隊の悲劇が後世に伝えられた。
胸の奥底にしまう記憶とともに歩んだ人生だったのだろうか。
一人お墓が離れているのもなにか物悲しい。

白虎隊が眠る墓

黒船来航、鎖国の終わり、大政奉還と日本の歴史が激しく変わった幕末はどうしても倒幕側をフィーチャーしがちだけど、佐幕側も国を思い戦ったのは同じはず。
その中で起きた一つの悲劇、白虎隊。

飯盛山まで逃げのびたその目で燃える城下町を見て自ら生涯を閉じた16歳の少年たちの無念に、どうか安らかにとお線香を上げた。


お墓の裏の方にあるさざえ堂。
サザエのような形の建造物。


重い歴史のあとにこういう観光地があるのは気持ちが戻りやすくて良い。



久しぶり幕末に触れ、小学生の時には知らなかった白虎隊の歴史が埋まり心も揺れた日。