こーんな素敵な清々しい尾瀬を堪能して

(この日はそよ風がふいていましたが、風がないときはこの水に燧ケ岳が逆さ富士のように映るそうな)
目的の至仏山へ向かいます。


滑る個所ありとのこと。
前日の台風の影響もあるだろうし、慎重に行きましょう!

ひたすらまっすぐ登って至仏山の頂上から小至仏山を経由し鳩待峠へ降りるルートです。


至仏山の入り口です。

木の階段はこれだけで、あとは人一人が通れる道幅に石の道に水が流れていて滑るため、足を置く場所を選びながら歩く。

これは全然いい方で、ほとんどが石が水に埋もれている。

私たちの前に団体さんがいるため詰まりながら歩くので自分のペースで歩けず、ずるっといったり。滑ると変に力が入るので疲れる。
周りは木に囲まれ、空気がいいね~!なんて言うよりも、足場の悪さと、気温の高さと、蒸し暑さと、周りが木々に囲まれ景色が見えるわけでもなく、ただひたすら真っ直ぐ上に登るのみ。
蒸し暑くて汗が噴き出す。
どんどん汗がでる。
疲れる・・・
この時点で、尾瀬公園に一時間も費やして歩いたことを後悔する。
今回はきついかも・・・大丈夫かな?私・・・

視界を遮っていた木も途切れ、周りが見えるところで初めての休憩。
団体さんもみんな疲れていたけど、私もダンナも相当疲れてる。
登り始めて20分経った頃の休憩であろうか。
「尾瀬を見たりしないで(山を)登る方が良かったかもなぁ」なダンナに言ってみたり…
休みすぎるとメンタル的にさらにシンドクなりそうなので再び登り始めます。

道の傾斜と真っ直ぐさは変わらないけど


高い木々がなくなったので周りが見渡せるので少し楽になった。

解放感?

で、団体さんが道を譲ってくれたので先に進む。
ここら辺でダンナとも別行動です。
またドンドン登って行き汗が吹き出す。
気を付けないとお水を飲むのを忘れるので水を飲むのに休憩をとる。
下を見るとこんな景色

わー登ってきたなー!って思うこの感覚がいつも好き!
天気が快晴って最高のプレゼント(´∀`)

休んでいるとダンナも登ってきた。
下々の者を見下ろすのは気持ちが良いわい、などと話して、さて私は休憩終わり!と。
ダンナはもう少し休憩するというのでお先に~と登り始めます。


一歩一歩。

でも再開した頃から体が慣れてきたのか呼吸も整ってきてサクサク登れる。
こんな急なとこも

こんな岩もへっちゃら


30分くらい登って携帯を見るとダンナからの着信がΣ(゚д゚;)
急いで電話してみるも圏外・・・

ダンナはランニングの時も気持ち悪くなることがあったのでもしかして熱中症になった?
もしや足元が滑るので転んで怪我をした??
なんにしても倒れたらあんな大きな体、なかなか運ぶのは大変だしだ。。。
ぎゃーーーグルグルグルグル・・・・

一回下に降りようかとも思うけど、ここは確か登るのみ。
大体あの岩場を降りる技術は私にはない・・・
このまま登って誰かに連絡を付ける方法を聞いて、怪我とかした人がいないか聞いてみよう!
登るしかない!
てか、別行動するならこういうケースのシュミレーションをしておくのだった・・・
ましてやはぐれた時の待ち合わせ場所も決めていない。
まさにど素人。。。
反省と不安を抱えそのまま先急ぐ
とりあえず頂上へ行こう!
頂上でなんとも出来なかったら降りるしかない。

そうやって登ってふと手を見ると少し浮腫んでる。
やばい、お水飲んでない。
確か脱水症状は浮腫みがでるとか聞いたことある。
違うかもしれないけど、前回の休憩からお水は飲んでいなかったので休憩をとる。

相変わらず道は細いので腰を下ろすスペースもなく横にそれるのがいっぱいいっぱい。

さてどうしたものかとダンナのことを考える。
いい策はないかな。
そういえば、登り初めに私の前にいた団体さん、ダンナと一緒に抜いたのでもしかしたらなにか知っているかもしれない。
ちょっとここで待ってみよう。
(この時点でスタートから1時間経過)
その間も電話をかかえてみても変わらず圏外・・・

仕方ない。もう少し待ってみよう。

20分程経ってから下の方に団体さんが来たのが見えた!
ダンナの服装とか話して聞いてみよう。
クライマーにはそうそうそう居ない体格の良さだから、なにかあったらわかるだろう。
よし。
と、思って待っていると、そのさらに下に見たことのある風貌の。
でもまだ小さくって分からない。

ダンナでありますように!!!祈る!!!!



ダンナですぅ~~(。>0<。)

あー・・・一安心。。。

少ししたらこっちに気づいて手なんか振っている。

・・・なんだ?この温度差・・・・( ̄Д ̄;

でもしんどそうな顔して登ってくる。

あぁ。悪かったなぁ。

私はなんでも結果を求めるタイプで、山ならどんどん登って頂上を目指したい!
ダンナはどちらかというとのんびりタイプで、たぶん山になんて登ったことのない私に、こういう素敵な景色と達成感を楽しんでほしくって一緒に登ろうと登山を誘ってくれたんだろうなぁ…

なんだかそう思ったら、自分の勝手さに泣けてきた。泣かないけど。

で、ダンナと合流したら一緒に頂上を目指そうと決めた!
ダンナを発見してから10分ほどしてダンナと合流。
心配したんだよっと事の経過を話すと、着信は電源を切ってなかったので単なる誤送信だったそうな。

おそまつ!

でも何事もなくて良かった(*´Д`)=зのと、これから別行動をするならどうすべきかと色々反省点が見えて良かった一幕であったかな。

さて再び頂上を目指しますが、今回の登山にこの前購入したポールのデビューとなるのですが、最初、鳩待峠から山の鼻まではポールを使っていた。
でも結構難しいのと、手に何かを持つのがうざかったので至仏山の登山の時にはしまっていた。

なので、今日はトレッキングポールの練習しようと取り出すが、どこにポールをついていいのかといちいち悩む。
手2本と足2本で足場の確認をしながら進むので時間がかかる。
ここが岩場じゃなかったら。。。なんて思いつつ、練習練習~!とポールを使って前を進む。
なんとなくそろそろ頂上?の匂い。



頂上近くになると木の階段で登りやすくはなる。
そして、ダンナより、すぐ頂上だけど混んでるからここでご飯を食べよう!と!!

ナイス!

で、寝坊したのでもちろんコンビニで購入したおにぎりをぱくつく!

おにぎり100円セール中のコンビニで購入したとは思えないほどの美味しさ!
これが登山の醍醐味(←食いしん坊の感想)

で、いつのまにかダンナが買っていたこのおしんこの塩気が堪らなく体に効くぅ~☆

まさに『生き返る~』感満載!

でランチタイムをとり少し休憩してちょっと登れば


至仏山登ったよーん!!

やー、今回は前半が相当キツかった。
そして色々課題が出た。
そして最初に独標を登っているので岩場とかには全く恐怖とかはなかった。

という色々なことが分かった登頂でありました。

頂上の景色を楽しんで、さてと下山します。
下りは私の思う『山っぽい』景色なので楽しく下山(・∀・)~





そして小至仏山ですわ

ここは通過点で早々に下を目指します。
残雪


ここはちょっと渋滞で、ここを抜けたら休憩スポットがあったので休みます。
残り少ない水を飲む。
相変わらず景色はいい!

この休憩地点を抜けて少しするとまた木が高く生え周りを囲み景色が見えないようになる。

下りをずっと歩いているとポールのありがたみが分かってくる。
ちょっと無茶な歩き方もお手の物!
ダンナも下りは得意なのでサクサクサクサク下ります。

水場を歩いたり泥どろを歩いたり山道です(当たり前)

さて、ここで、私に訪れし者・・・
THE・尿意

ウニろーはここから暴走します!

さっき登りの時に誓ったダンナと一緒に今回は山登りしようって決意は1時間でも脆くも崩れる。
だってあーた、しゃーないでしょう!えっ!?

緊急事態っす!

でもここはお花畑~なんて回避する場所はありません。
男性だって無理でしょう!

なので・・・

・・・グッバイダンナ・・・

しかし、さっき鳩待峠まで3kmなんて矢印が得ていたのに、遠い遠い。
これは私がトイレを所望しているからではないと思う。
相当歩きます。
地味に歩くのです・・・
そしてまたしても違う団体さんに阻まれながらも・・

到着~━━━(゚∀゚)━━━!!!

アーンド(゚∀゚)!!!ダーーーーーッシュッ⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!!!

ふぃ~。

ミッションコンプリート!

お山のトイレも綺麗でいいわね~

で、少ししたらダンナとも合流!

こちら、ポールや登山靴も洗う水場も管理されていていいね!
そんで、生ビールもあったけど汗を流した後はビールよりお水、そして

花豆アイスクリーム!

火照った体に冷たいソフトクリームがしみますぅ~。
ほんおり小豆アイスって感じのお味でした。

久しぶりに登った山は色々教えてくれた山でした!

で、今夏の登山の感想は?

最高!!

そういえば、下山中に消防署のサイレンが聞こえ、鳩待峠には消防車があり、トイレを済ませスッキリ爽快感を満喫していると救助ヘリがバラバラバララと飛んでった。
何があったの分かりませんが、これから夏本番!
皆様、熱中症にはご用心下さいませ(`・ω・´)ゞ