ヴォイニッチ手稿 | さとこのチカラ

ヴォイニッチ手稿

先日の水曜日は会社が休みだったんです。





ええ、例の企業向け節電対策の一環が我が家にも訪れたわけです。

しかも会社が変な勤務体系を設定してまして、水曜日と日曜日が休み、、、、

何で連休でないの?? 月/火休みとかじゃいけないの? なんでなんで??

ある日突然決定され、勤務リズム狂いまくりですよ。


日曜日は全員休日なので良いのですが、問題は水曜日。

私は休みだけど子供達は学校。朝の目覚まし係確定済 → 平日と変わらない なので

朝っぱらから休日気分じゃないです。

そして土曜日はみんな休みなのに自分だけ起きて、このクソ暑い中出勤。。

もうね最高です ( ;∀;)


それはそうと、最近一番下の子が植物をよく採って帰って来るんですよ。

夏場だからか、色々な草花が道ばたに育っていて見つけやすいからか、

道路に落ちていた青梅、エノコロ草(シッポみたいな穂の草)、ツユ草などなど、、

で、それらをどうするの?と聞いたら「押し花にする」とか言ってくるわけです。

あ~~なるほどね。私も子供の頃百科事典を重しにしてよく作りました。

でも青梅は無理だからね ( ´ー`)


それで押し花を作ってやって、子供に見せるとキャイキャイ言って喜んでいます。

ペッタンコになった花や草が紙に張り付いていて、本物がイラストになったような不思議な

出来上がりに子供達は満足したようです。


私もしばらく出来た押し花を見ていたんですが、なんか似たような物を最近PCで

見たような、、、何だったかな~~、、う~~~ン、、で思い出したのが「ヴォイニッチ手稿」

だったんです。


知ってますか? ヴォイニッチ手稿。

ヴォイニッチ写本とも言われるようですが、解読不能の奇書とか言われている本です。

こんなのです。




$さとこのチカラ



1400年代にヨーロッパで作成された230ページほどの古い本。

特殊な人工文字で何かの説明を書いてあり、ところどころに植物/花/裸の女性などの挿絵が

入っている。しかもそれらの植物は現存する植物ではないとか。

文章を解読できないので、いったい何が書いてあるのか? 適当なデタラメの本じゃないのか?

とかケンケンガクガクのようですが、、、



でも さとこ には読めたんですよ。。



ーーーーーーー




「コレコレ、ヴォイニッチ手稿って知ってる? 最近見つけたんけど誰にも読めない

 昔の本なんだって」




会社が休みの平日の夕方、さとこ は携帯をイジって誰かにメールしている様子。

私の言葉は軽くスルーされてます。 オ==イ ( ´Д`)ノ



「何? ヴェルサーチがどうしたって? 服でも買ってくれるの?」



いやいや、聞いてるフリというか全く聞いてないですね?

家の中の会話の重要度; 子供 > ウニマリ(ポメ)> 私  そんな感じです(激泣)


夕飯作るからPCの画像を視て下さいよ~~。



「え? 作ってくれるの? じゃあ視る。子供達の宿題もヨロシク~~」(←ゲンキン)



全国の読者の皆さんの人柱になり、わたくし、しん は頑張ってますよ~~~ (゚∀゚)ノ

だからそのためにはご機嫌とりの夕食も作ります。


から揚げ材料の鶏肉を切って、酒、にんにく、しょうが、塩、コショウ、醤 油、ごま油を少し、、

え~と、馴染ませてから小麦粉を、、、




「出来たよ。こんな事が書いてあった」




え?? えええええ~~~~?????


私が食事の準備を始めてから、ものの10分ほど。

さとこ が適当に見つけた「ヴォイニッチ手稿」の画像(上添付)を解読したと。。。


小さなメモ帳には さとこ が速記した解読不明の新たなる「ヴォイニッチ手稿」が、、イテッッ!! 

殴られました ('A`)


さとこ 曰く、読んだのではなくこの画像の文章を書いた人が伝えてきたと。


この画像の内容は、、





「水槽についての実験をしたところ、この様な結果が得られた。つまり私の予想に反して重力に

 ついて思いもかけない結果がでた。物が浮く、浮かないという事について今まで神や悪魔の

 作用と考えられていたが、そうではなく浮力という物が作用しているという事である。面積に

 対して水に接する面とその物の厚みの関係によって浮く浮かないという事である。たとえば鳥の

 羽はなぜ浮き、小さな小粒の砂はなぜ沈むかという事である。それについて占いをしようとして、

 魔術的な事として使われているほとんどの物がウソやでっち上げだという事である。

 魔術師、占い師と言われる者の多くは、本来の魔力があるのではなく物理的な知識を元にして

 確固たる地位をつくってしまっている。

 皇帝や王といった者も従わせてしまっているがほとんどは偽物で、それによって誤った判断もして

 しまう事もある。しかし、今現在それを証明する事は大変危険なため、自らの想いを自らの文字を

 使ってここに残したいと思う」






あわわわわ、、、よくもこんな画像からスラスラと。

書かれた内容からすると、さとこ が創作したとは思えないですね。

何しろ学生のころ物理などは苦手だったと言っていましたし、文体も違う、、 何より記述が早い。。


物理学的な事が記されているけど、何のためにこんな記述にしたって?



「それはここに記されている通りで、中世では占いなどの魔術的なもので世界が支配されているから、

 それに楯突く(物理的証明をする)事はもの凄く危険で、すぐ死刑になってしまう。読めない

 文字でつづれば他の人には分からずとも自分の研究の記録は残るからだよ」



何となく学生の頃、中世の歴史を世界史で習ったような気がする、、鬱々としている世界を

感じたんだよな~。

、、そうか、今では当たり前の事でもこの当時としては画期的な発見だったんだね。

でも魔術的な思考が謳歌している時代だから、物理的理論を発表出来なかったと。

だから、こんな奇妙な方法で記したと。。



「この本を書いた人は天才的な物理学者だけど、極度の自閉症の気がある人だよ。普通の人の常識が

 通用しないから読めないのは当たり前。でもこの人は勝手に字を作るのは苦じゃないし、 規則とか

 暗号とかも考えていない。直感的にどんどん書いているだけなんだよ」



そうか、、もともと普通の人の思考とは異なるのか、、

それは普通の人々がいくら読もうとしても自分だけのオリジナルだから、解読できないわけだ。



「本の挿絵は全く記された内容とは関係が無いって。後世の誰かに目をとめてもらえるように

 自分の好きな絵を書いただけだって。植物が多いのは植物が好きでいつも眺めて、そこから

 空想の植物をよく考えていたから。裸の女の人が多いのは、この人にとってはお風呂や行水が

 気持ち良いもので、子供の頃、お母さんに優しく入れてもらった美しい思い出が多いから、、

 そんな事らしいよ」




確かに文章だけじゃ、他の人が興味を持ちにくいから見つけにくいよね。

イラストを書いた事で見つけてもらえた事には成功しているね。

そうか~ このイラストにはそんな純粋な思い入れがあったんだ。

でも文体があまりにもオリジナルすぎて、内容が今でも謎になっちゃっているのが可哀想だったね。

まあ、さとこ が一部とは言え、この人の理論を代弁しているけどね。



「この人はすごく平和主義者で、インチキな占いで人が罰せられたり殺されたりするのが

 耐えられなかったんだって。血みどろの見せ物なんて嫌だと言ってる。

 事実に皆が早く気付いてこんな見せ物の無い平和な世界になって欲しい。

 でも家族を殺されたくない。

 揺れる想いの中でこの人は、この本を書いたんだろうね。。

 無知っているのはつくづく残酷だね」




「ところでご飯まだ?」と さとこ 言われて、私は鶏肉を揚げ始めました。


その本の真実を反芻しながら、、、




ーーーーーーー




ヴォイニッチ手稿



奇書とか謎の書とか言われているようですが、その背景と記載されている内容の一部は

このようなものでした。

一人の物理学者が発見した理論が記載されているにも関わらず、それを許さない時代の背景が

現代でも解読できないミステリー本として伝わっています。


でも謎の本ではありません。

魔術の誤りを正し平和を願う物理学者が、まじめに書いた素晴らしい本なんです。




そのような本だと筆者に変わって皆さんにお伝えします。




$さとこのチカラ




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