特集『ここがヘンだよ信州人』
今回が最終回。
ご当地グルメをご紹介します😊
たぶん、、
信州(長野県)といえば、
『信州そば』を
思い浮かべる方が多いと思います😊
でも、
長野県のお蕎麦の生産量は、
だいたい全国第2位。
(年度により異なります)
だいたい全国の生産量の8%ぐらい。
生産量は、
そんなに大したことはないのです😅
ちなみに全国第1位は北海道で
全国生産量の45%ぐらいを占めてます。
長野県内の老舗お蕎麦屋さんでも
北海道産そば粉を使ってるお店もあって、
美味しかったですよ😊
じゃあ、なんで、
信州そばは有名なのか、、
江戸時代、、
信州高遠藩主だった保科正之が
のちに移動した会津や山形、
そして江戸にも
お蕎麦を広めたと云われています。
その伊那市高遠では、
『蕎麦打てぬ女は嫁にいけぬ』
とまでいわれるほどお蕎麦が日常食で、、
商売にならないから町内には
近年までお蕎麦屋さんが一軒も
無かったらしいです😅
それぐらい、信州人にとってお蕎麦は、
郷土食、日常食だったんですね😊
でも、そうやって
『信州そば』は全国に広まり、、
現在では県内に約1100軒の
お蕎麦屋さんがあり、
これは人口10万人あたりの
お蕎麦屋さんの数の割合では、
全国1位です😊
そして約45%のお蕎麦屋さんが
自家製粉しています😊
うにくるの信州蕎麦ブログで、
県内のお蕎麦屋さん、
100軒以上食べ歩いたと豪語していますが、
1100分の100……………😅
僕なんてまだまだ井の中の蛙なのです🤣🤣
お蕎麦画像はせっかくなので、
見た目も変わったお蕎麦を……………
木曽町の『時香忘』(じこぼう)さんの、
『夜明け蕎麦』。
白と黒、二層のお蕎麦😆
蕎麦の実の外皮をむいて、
中の白い部分だけを挽いた『更級そば』と、
外皮も全部そのまま挽いた黒い『田舎そば』
色の違うそば粉を重ねて打ってるんですね😊
独学で斬新なそば打ちをしている
店主さんの隠れた名店😆
都内にあったら、間違いなく行列店………
なんて言う人もいます。
そして、
うにくる信州蕎麦ブログでも、
おなじみの、、
郷土そば………とも言えるお蕎麦もご紹介😊
松本奈川地域発祥の
いわゆるお蕎麦のしゃぶしゃぶ、、
『とうじそば』。
画像は松本奈川の『ちゅうじ』さんの
『とうじそば』。
そして、、
木曽地域の郷土食、
カブの葉を乳酸菌発酵させたお漬物
『すんき』が入った、
『すんきそば』。
画像は木曽町の『阿羅屋』さんの
『すんきそば』。
とうじそばもすんきそばも、
もっと全国的に広まっても
いいんじゃないかと僕は思っています😊
特にすんきそばは僕的に、
全国に広めたい
信州ご当地グルメNo.1!!😆
すんきは酸味の強いお漬物だから、
そのまま食べても、
美味しいと思ったことはない(個人的に😅)
でも、お蕎麦のおつゆとの相性バツグン!!
シャキシャキ食感も心地良いんですよ😊
冬の木曽地域を訪れる機会があったら
是非、食べてみてほしいです😊
さて、続きましてご紹介するのは、
『ソースカツ丼』。
全国的に他県でもソースカツ丼を
ご当地グルメとしている地域がありますが、
このブログではあくまで、
信州のソースカツ丼をご紹介します。
ご飯の上に千切りキャベツを敷き、
その上に特製ソースをくぐらせた
カツが乗って提供されます。
昭和初期に、
駒ヶ根市の『きらく』さんの
初代店主さんが考案したと云われています。
僕が子供の頃にはまだ、
そんなに有名ではなかった気がします。
僕の実家は、
駒ヶ根市から少し離れた場所なので、
初めて食べたのは、中高生の頃だったかな?
平成に入ってから、
『駒ヶ根ソースカツ丼の会』が発足されて、
市内の多くの店舗で
提供が始まったみたいです。
僕は25年ぐらい前に、
駒ヶ根市へ移住したのですが、
その頃にはもう、
かなり有名だったと思います。
あちこち食べ歩きましたよ😊
いつしか、、
駒ヶ根市内だけじゃなく、
長野県全域へ広まってる現在です😊
ちなみに駒ヶ根市のお店で、
『カツ丼!!』
って注文すると、
ソースカツ丼が出てきます🤣
一般的な卵とじのカツ丼を提供してる店舗は、
非常に少ないです😅
味の決め手は、
やっぱり特製ソース😆
ソースはそれぞれのお店の自家製なので、
ソースの好みによって
自分の推しのお店が決まるといって
過言ではないかと。
僕個人的には、
うにくるブログでもおなじみの
『いな垣』さんが好きです。
ほんのり甘くて、
高級料亭みたいにスゴく上品な
魔法のソースなんですよ😆
駒ヶ根市『いな垣』さんの、
『ソースカツ丼ロース』。
せっかくなので、
ちょっとインパクトのある画像も🤣
駒ヶ根市『ガロ』さんのソースカツ丼😂
早太郎温泉にある、
平日でも大行列ができる超人気店です😆
さあ、お次にご紹介するのは、
『山賊焼』。
こちらも他県にも同名の
ご当地グルメがありますが、
ここでは、
信州の山賊焼についてご紹介します。
ざっくり言って、
下味を付けた鶏の一枚肉を
片栗粉で揚げたものです。
画像は木曽町『阿羅屋』さんの山賊焼。
塩尻市の『山賊』という居酒屋さんで、
終戦前後ぐらいから提供されていたと
云われています。
名前の由来は、
そのお店の初代店主さんの
風貌が山賊っぽかったから
らしいのですが😂
他にも、名前の由来について、、
山賊は旅人から金品を、、
『取り上げる』→『鶏、揚げる』
なんてユニークな説もあります🤣
あとは、、
揚げてるのになんで『山賊焼』なのか、
僕も疑問だったんですが、、
昔は食用油が希少だったため、
フライパンにたっぷりの油を引いて焼く、
いわゆる『揚げ焼き』だったんだそうです。
現在ではどのお店でも、
普通にたっぷりの油で揚げています😊
このお料理は飲食店はもちろん、
スーパーのお惣菜コーナーでも
普通に販売してるんですよね😆
だから僕は、
山賊焼は全国的、一般的な料理だと
思い込んでましたよ😅
……………つい、数年前まで🤣🤣
けっこうデカイから、
ひとりで食べようとすると、
途中で飽きてくる事があるんですよね😅
だから僕は、
半分ぐらい食べたあとは、
マヨネーズぶっかけて食べるのが好きです😆
インパクトのある画像を🤣
塩尻市『桔梗』さんの山賊焼。
モンスター!?🤣
野球グローブ!?🤣
一人前500gあります😂
『信州そば』『ソースカツ丼』『山賊焼』
信州の三大ご当地グルメかな、、
と僕は思っています。
異論は多々あるかと思いますが、
道の駅や高速PAのフードコート等には、
たいがいメニューに名を連ねている点で😊
さあ、お次にご紹介するのは、
『美味だれ焼き鳥』。
上田市のご当地グルメですが、
僕の住む地域からはかなり離れているので、
僕が『美味だれ焼き鳥』を知ったのは、
数年前だったと思います。
『美味だれ』で『おいだれ』と読み、
『美味しいタレ』という意味の他に、
『追いだれ』という意味もあります。
すりおろしたニンニクたっぷりの
醤油ベースのタレを
お客さんが自分で追いだれして食べます😊
昭和30年代に上田市の『鳥正』というお店の
初代店主さんが考案したらしいです。
この食べ方が評判になり、
上田市の多くのお店で焼き鳥は
この食べ方をするようなり、
上田市民にとって、
この食べ方が焼き鳥の
普通の食べ方だったとか🤣
他地域から来た人達に指摘されて、
この食べ方が一般的じゃない、
普通じゃない、という事に気付き🤣
2010年に『美味だれ焼き鳥』
と命名されたらしいです😊
ニンニクたっぷりなので、
『追いだれ』だけど、、
鶏肉の甘さが『引き立って』『後を引く』
美味しさなんですよ🤣
タレは各店舗、自家製なので、
市内で食べ比べするのも楽しいかも😆
画像は上田市柳町の『えん』さんの
美味だれ焼き鳥😊
こちらのお店は、
提供された時からもう、
美味だれがかかってました。
他にも、
美味だれ焼きそば等のメニューもあり、
観光客の皆さんにも美味だれを
食べてもらいたいと朝から営業しています😊
さて、、
現在では地域活性化を目指し、
あちこちにいろんなご当地グルメがあるので
とても紹介しきれないし、
信州に住んでいながら、
まだ食べた事がないご当地グルメ、
まだ知らないご当地グルメもあります🤣🤣
諏訪市の『信州みそ天丼』
松川町の『ごぼとん丼』
地域特産野菜を使った料理等も
いっぱいあります。
知らないご当地グルメといえば、、
僕が2、3年前に知ったのが、、
長野市民のソウルフード、
『あんかけ焼きそば』。
画像は長野市の『桂慎』さんの
あんかけ焼きそば😊
あんかけ焼きそば発祥地………
というわけではないと思いますが、、
なぜ、あんかけ焼きそばが
ソウルフードになったのかも
僕はちょっとわかりませんが、、
長野県あんかけ焼きそばで、
ネット検索してみると、、
あんかけ焼きそばは、
長野県民のソウルフード!!
長野県のお店で、
『焼きそば』と注文すると、
『あんかけ焼きそば』が出てくる!!
といったアツい記事やブログが出てきます😊
……………………しかし、、
これは大きなマチガイ🤣🤣
南部では、焼きそばを注文したら、
大概、屋台で出てくるような
ソース焼きそばが出てきますよ😅
だからね、、
僕は2、3年前まで
あんかけ焼きそばがソウルフードなんて
知らなかったんですよ😅
僕が思うに、
北部、長野市のほうでは、
あんかけ焼きそばが
当たり前なんじゃないかと。
中部がどうなのかはわかりません😅
長野県イコールあんかけ焼きそばみたいな
記事やブログを書いてる人は、たぶん、
長野市のほうの、在住者か出身者でしょう。
長野県全域あんかけ焼きそばだ!!
って勘違いしてしまうぐらいに
一般的なんでしょうね😊
1ヶ月ぐらい前に、
長野市であんかけ焼きそば食べてきましたが、
客層の8割ぐらいが
おじいちゃんおばあちゃんで
注文してるのはほぼ、
あんかけ焼きそばでした🤣
僕の住む南部では、
考えられないような光景でした😂
ちなみに南部のほうは、
愛知県が近いこともあってか、
カフェ、喫茶店みたいなとこで
『ナポリタン』を注文すると、
鉄板の上に溶き卵を敷いて
その上にナポリタンが乗った、
いわゆる、、
『鉄板ナポリタン』が出てくることが
けっこうあります😊
でも僕が、、
長野県ではナポリタンを注文すると、
『鉄板ナポリタン』が出てくる!!
って書いたら北部の皆さんは、
『ちげー‼️💢💢💨』
って激怒するでしょう😅
北部のナポリタンが
どういうスタイルなのか、
僕は知らないので😅
長野県広いから
食文化も様々なんですよね😅
47都道府県民のヒミツを特集している
あの人気TV番組が数年前に、、
長野県ではカレーにサバ缶入れるのが
当たり前、常識!!
みたいに放送されてたらしいですが、
長野県に40年以上住んでる僕が、
カレーにサバ缶入れた事がない、、
どころか、、
そんな話、聞いた事もなかったです😅
どのあたりの地域の話なのかも、
わかりません💧
長野県民ってサバ缶好きだから、
そういう地域もあるのかと思います😊
でも、それを、
長野県の常識!!
みたいに放送されてしまうと、、
『ちげー❗❗』
って言いたくなってしまいます😅
もっとしっかり取材したほうが
いいと思いますよ😅
(追記)
先日、我が家で、
サバ缶カレー作ってみました😊
僕がもともとサバ缶好き………
ってこともあるかもしれませんが、
カレーとサバ缶って合う😊
これってアリだな…………
いや、それどころか、
また作って食べたいと思ってます😊
さて、最後に、
これも、また、
え!?これってご当地パンなの!?💧
って数年前に知って衝撃を受けたほど、
長野県では当たり前なパン……
『牛乳パン』。
画像は木曽町の『かねまる』さんの
牛乳パン。
これ、全国でしょ?💦
………っていまだに半信半疑なぐらい、
スーパーでもコンビニでも
どこでも売ってます😊
発祥については諸説あるらしいですが、
有力説といわれてるのが、、
およそ60年前、
伊那市のとあるパン屋さんで、、
開店前の朝はやく、
ひとりのお客さんがやってきて、
パンが欲しいと…………………。
パンが焼上がる前だったので、
前日売れ残ってたパンに
菓子用バタークリームを
塗って渡したところ、、
そのお客さんは、
同じパンが欲しいと
連日訪れるようになって、、
商品化したところウワサが広まって、
1日1000個以上作っても
追いつかないほどの人気商品になり、、
その『牛乳パン』の評判を聞いた
県内のパン職人から、
作り方を教えてほしいという声が相次いで、
ついに、
作り方の講習会が開かれる🤣
こうして牛乳パンは
長野県で広まっていったんだそうです😊
『牛乳パン』という名前ですが、
現在は生地の中に牛乳を練り込んであります。
でも誕生当時の牛乳パンには、
牛乳は入ってなかったそうで😅
なかなか牛乳を飲むことができない
当時の食糧事情の中で
栄養価の高い『牛乳』と名付けた事で
人気商品になったんだと云われています😊
一大ブームを巻き起こしたマリトッツォは
最近ほとんど見かけなくなりましたが、
パンとクリームのバランスが良く、
飽きのこない牛乳パンは、
少なくとも長野県から
無くなる事はないでしょう😆
僕個人的には、
これぞ長野県民のソウルフードだと
思っています😊
さて、、
全6回の特集、
『ここがヘンだよ信州人』は、
これで終わりです。
でも、
信州在住の僕でさえ知らない事、
当たり前のようにやっている事が
実は県外の皆さんから見たら
不思議に思えるような事、
まだまだ沢山
あるんじゃないかと思います🤣🤣
次回からはまた、
うにくるブログをお楽しみ下さい😊
🍀うにくる、信州をゆく!!🍀
これからのラインナップ
☘️うにくる、あの店この一品2023
☘️うにくるオススメ信州蕎麦の店2023
☘️特集!!信州でも珍しいお蕎麦