5月30日。
おととい、
うにちゃんのお葬式を終えたあと、
夕方から、うにちゃんのお骨を抱いて、
以前、うにちゃんとふたりぐらししてた、
小さなお家を見に行ってきたよ。
今は空き家になってたから、
ゆっくり見れた。
21年前の夏の日、
うにちゃんがひょっこり顔を出した
小さな空き地。
うにちゃんが、
入れてくれーーー!!😭💦💦
入れてくれーーー!!😭💦💦
って、ぶらさがってた網戸。
お外大好きなうにちゃんが、
しょっちゅう家から脱走して、
走りまわってた近所。
ささやかに、
幸せだった日々。
うにちゃんがもう、
けっこう大きくなってたある日、
朝から、
僕の実家の両親が
何かの用事があって訪れた。
僕は夜勤からまだ、
帰ってきてなかった。
両親は僕の帰りを待つ間、
お外の草むしりとかをしてた。
うにちゃんは家の中、窓辺から、
両親が草取りする様子を
静かに眺めてたんだってね。
そこへ夜勤明けの僕が帰ってきた。
僕の顔が見えたとたん、
うにちゃん、家の中から
僕の母に向かって、
シャーーー❗❗💢💢💨
母は苦笑い。
『良い子でおとなしく眺めてたのに、
味方が帰ってきたから強くなっちゃった😅💦』
僕の愛情、、伝わってた。
ヒデはワタシの事、愛してるから、
いざとなったら守ってくれる♪♪
って思ってたんだね。
だから、僕が帰ってきたら
強気になって、
僕の母に対して、
なによ、アンターーー⁉️💢💢💨
って威嚇したんだよね😂
………そのあと、、
うにちゃんと
ふたりぐらしを始めた夏の日に、
よく遊びに行った、
近所の公園にも行ったよ。
まだおチビなうにちゃんは、
嬉しそうに公園を散策してた。
でも、、
どんなに夢中になっても、
僕の見える範囲内にいたよね。
僕から離れなかった。
おチビの頃からアタマ良かったね。
公園をぐるっとまわって、
また、
うにちゃんのお骨と一緒に、
家へ帰った。
うにちゃん、11歳の時に
ふたりで引っ越してきた、
今の家。
猫にとって、
お引っ越しは命懸けになる事もある、、
と言われている。
猫は環境の変化を嫌い、
ストレスをためてしまうから。
だから、お引っ越しの時は、
すごく心配した…………
でも、うにちゃんは、
引っ越し初日から、
今の家にすごく馴染んでいた。
きっと、、
うにちゃんにとって、、
たとえ環境が変わっても、
僕が傍にいれば大丈夫………っていう、
信頼の気持ちがあったんだね。
新しい家でうにちゃんは、
10年過ごした。
いま………………
ずっとふたりで暮らしてきた家に、
うにちゃんの姿はない。
部屋の隅のコタツの上の
特等席にうにちゃんの姿が見えなくて、
なんか、寂しくて、、
無理やり、記憶の中の
うにちゃんの姿を必死で
探してる。
チョコチョコとびまわってた、
おチビの頃のうにちゃん。
毎晩、同じお布団で一緒に寝てた
元気いっぱいだった成猫の頃。
だいぶ高齢になったけど、
まだまだ元気いっぱいだった頃。
いっぱい甘えてた頃。
動きもゆっくりになって
寝てる時間が多くなって
でも、くるくるがちょっかい出せば、
シャーシャーギャーギャー怒ってた。
コタツの上から守護天使みたいに
こっちを静かに眺めてた晩年。
いろんな時期のうにちゃん。
もう一度、全部のうにちゃんに
会いたいよ。
おチビのかわいらしい『うにちゃん』は、
高齢になっても僕を支え続けてくれる、
尊敬に値する存在になり、
『うにさん』と、僕は言っていた。
いま、、、
僕のいとおしい『うにちゃん』に戻った。
これからは、
『うにちゃま』と呼ぼうか?😆
もう少し時間が経って、、
僕の気持ちとかいろいろが、
落ち着いてきたら、、
保健所か、
ボランティア団体の譲渡会にでも行って、
新しい子を迎えたいと思っているよ。
愛情を必要としてる子は、
世界にいっぱいいる。
僕が与えられる愛情は、
まだまだ余ってると思うし。
新しい子を迎えたら、
うにちゃんが悲しむ、、
うにちゃんが寂しがる、、
なんて、思わないよ。
きっと僕の事、
温かく見守ってくれるよね。
これから先、
沢山の辛い事、悲しい事、
そして、ささやかな幸せが、
待っているかもしれない。
うにちゃんと
共に歩むことはできないけど、、
でも、
僕とうにちゃんが共に歩んだ
17年のふたりぐらしは変わらないから。
永遠にふたりだけのものだから。
苦しかった日の夜も、
悲しかった日の夜も、
楽しかった日の夜も、
いつも僕の傍にうにちゃんがいた。
あの日々は永遠だから。
(2021 5/30)
……………後日談。
7月下旬。
安曇野市で保護された子を
我が家へ迎えました。
名前は『あづみ』♀️
呼び名は『あじゅじゅ』。
さらに、10月上旬。
愛知県小牧市で保護された子を
我が家へ迎えました。
名前は『こごみ』♂️
呼び名は『こっちん』。
今は、
くるみ(くるくる)、
あづみ(あじゅじゅ)、
こごみ(こっちん)、
みんなで楽しく過ごしています。
今でも時々、
無性にうにちゃんに
会いたくなる時がある。
この子達は決して、
うにちゃんの代わりじゃないから。
でも、
いつか必ず、
うにちゃんに会える日が来るから、、
その時、
胸を張って、
うにちゃんの前に立てるように、
今のこの子達を
最後まで大切に、
面倒みていきたいと思います。