映画「ボーイ・ソプラノ」。大好きな俳優ダスティン・ホフマンが主演していること、DVDのパッケージに惹かれて借りました。
内容は複雑な家庭環境で育った白人の少年が、たぐいまれな歌の才能により自分の運命を切り開いていくストーリー。私自身5歳の息子がいるため、親からの育児放棄、学校でのいじめ、厳格な寄宿学校への入学など行き場を失った少年がすべてを受け入れようと葛藤する姿に心が打たれました。
そしてダスティン・ホフマンが演じる厳しく冷徹な教師との出会い。でも少年は度重なる逆境や拒絶にも負けず自分を信じて歌い続けます。才能を持って生まれても、まわりの大人がチャンスを与えなかったら、本人が自分自身に負けてしまったらその才能は花開きません。
彼の天使のような歌声を聴いた時には涙がでました。あの歌声を聴きたくなったらまた鑑賞しようと思っています。