おなかは雄弁に物語る | 横山翼の「おなか」から読み解くココロとカラダ

横山翼の「おなか」から読み解くココロとカラダ

美容も健康もダイエットも、あなたをつくるのは食べているもの。食が基本。

おなかに触れていると、たくさんのことが見えてきます。
それは別に超能力でもなんでもなく、触れているとわかってくることです。
何か見えるんですか、とよくおっしゃられるのですけど、そういったことは稀です。

頭で自覚していることよりもなお、おなかの方がよくわかるのは、腸が長い歴史の中で脳みそがない時代から生存に必要なものを見極めてきた臓器だからです。
脳から指令で出ている神経系とおなじボリュームほど、おなかから脳へとフィードバックする神経系があります。
これが証拠というわけではないのだけど、無自覚レベルでおなかが感じ取っているものが脳へとフィードバックされて、その情報をもとに脳は処理していっていると考えています。

「お腹で感じていること」と「頭で考えていること」とのかい離が激しいほど、おなかの状態はそれを届けるために体を使って何かしらのサインを出していこうとするし、思う通りのことをやってなぜか満たされないというのは、このお腹と頭との分離状態にあるとも考えています。
(もちろん、心理的な考え方で、そもそもなにが欲求の起点となっているか別視点として考えておかねばならない)

臓器や、それから東洋医学では五行の経絡として理解されていますが、
その臓器とつながる体の各部位、骨盤や脊椎を含む骨格、自律神経や筋肉の状態、そういったことを考えていくと、
その人の身体が理想的な状態がどんな状態で、またその状態に近づけていくための施術以外のアプローチ、状態による現実への影響もある程度展望が見えてきます。

施術以外のアプローチというものが、僕が宿題としてお伝えしているものになるし、今後の展望っていうのがその人の状態から読み取れてくることです。

その人の置かれている環境、人間関係、お金、などなどその人がどのように受け止めているかということがおなかから読み取っていくことができます。
(なにしろ感じているものがよくおなかに反映されるので)
調整によってその受け止め方が変わる部分もあるし、現実的な方法を提示することもあるし、カラダの要求を満たしてあげることで変化するので一見とんちんかんな宿題を提示することもあるし、それらは人によってそのときの状態によって様々です。

腸セラピーでは今までも簡単なアドバイス等はお伝えしてきましたが、もっとここに力を入れたほうがよりよい方向に促せるという確信があるので、来月7月以降、内容が変わります。