さてツアー初日の午前中だが、いきなりここでクライマックスを迎える。
前からずっとこれがやってみたかったのですよ。
雪の会津、大内宿だ。
この週末に雪まつりが行われるので、色々と準備が進められている。
やって来たのはお蕎麦の「三澤屋」だ。
高遠そばが有名なお店だ。
大広間みたいな座敷に上がる。
おこたで温まろう。
メニューをチェック。
そうそう大内宿の名物と言えば、もちろんこれこれ。
壁の棚にはそば猪口が並んでいる。
震度3くらいが来たら、ちょっと怖いかも。
まずはビールから。
(あ〇ひはふ〇う)
福島ぽいおつまみが色々と出て来たぞ。
おから、大根の煮物、白菜の漬物が、東北地方らしくていいなあ。
山菜の「こごみ」には軽く醤油がまぶしてあり、それをマヨネーズで食べるのがとっても素晴らしかった。
身欠きにしんの山椒漬け。
もちろん鰊は海の魚だが、会津の名産だそう。
野菜の天ぷら盛り合わせもいってみた。
そしてこれぞ会津の郷土料理のこづゆ。
貝柱の出汁が効いたお汁だ。
今も昔も、元々はおめでたい席などで出されるしい。
とすればもちろん日本酒を飲まねばなるまい。
さてここまでのおつまみを全部並べて、とってもいい感じだなあ。
大根の漬物で一旦クールダウン。
改めてのにごり酒。
お酒を頼んだら、ついて来たのがこの熊肉の煮付け。
これが絶品だった。
お店の人が、地元の猟師さんが射止めた熊だと言っていた。
そしていよいよメインの高遠そばだ。
先が曲がったネギが1本付いてきて、これでお蕎麦を食べるのだ。
途中でネギをかじって、薬味代わりにもするらしい。
慎重にネギでの人生初リフトを試みる。
曲がった部分に上手く引っかかったぞ。
少しづつ持ち上げてみる。
とりあえずこんなもんで、どうだろう?
そば自体はシンプルな味わいだったと思う。
もちろんネギも途中でかじった。
蕎麦湯も濃厚で美味しい。
最後も会津郷土料理のお饅頭の天ぷら。
天盛りの中から発掘して取っておいたのだ。
ごちそう様でした。
食後は酔い覚ましに、辺りを散策しよう。
大内宿は日光今市と会津若松を結ぶ街道にある宿場町だ。
昔の人はこんな雪深い道を歩いて移動してたんだなあ。
雪まつりに向けて、雪で灯篭を作っている。
完成するとこんな感じになるんだ。
土産物屋をのぞく。
宿場町の町はずれまでやって来て、林道を少し進む。
坂道を上って丘の上にやって来た。
観光ポスターにある構図ですな。
神社の急階段は通行禁止。
雪の大内宿は楽しかった。
少しは涼しくなりましたか?
バスで会津高原鉄道の湯野上温泉駅まで戻った。
ここで足湯につかってみた。
電車を待つ人たちも、もちろん完全冬支度だ。
やって来たのはネコネコ列車だった。
たしかここは猫の駅長さんがいる路線だったかな?
芦ノ牧温泉駅に到着。
ではマイクロバスでお宿に向かおう。
(つづく)