
またまた立ち食いそばの話で恐縮です。
だってそれ位しか外食できてなかったので…
この日もチャリで六本木方面外回りだったが、その前に立ち寄ったのは小伝馬町の田そばだ。
小伝馬町と言えば江戸時代の牢獄の代名詞だが、お店の数軒隣りにはこんな恐ろしい所もあったりする。
さすがこちらは人気店、昼過ぎだがそこそこの先客がいる。
カレーもやってる日だったのだが、やはりこちらの素晴らしい出汁を思う存分堪能したいと思い天ぷらそばの食券を購入する。
お目当ては例によってげそ天だ。
でも感染対策で付けられたビニールカバー越しにケースを見ると、どうやらゲソ切れの様だ。
そこで少しも迷わずこの日のスペシャル天ぷら「塩にんにく鶏天」をお兄さんにお願いする。
すると親切にも「ニンニクですけど大丈夫ですか?」と聞かれた。
もちろん望むところだ。
しっかりと大きな声で「大丈夫です!」と答えた。
ちなみにカウンター下に小さな手洗いがあるのを初めて気づいた。
そして、塩にんにく鶏天そばがこれだ。
いつものようにまずは美味しい出汁をズズッと一口。
やはり旨い!
これが別皿の塩にんにく鶏天。
4つも付いてる。
まずはそのまま一つをガブり。
その通りにガッツリとニンニクが効いて、柳橋のドストライクゾーンだぞこれは。
七味をかけておそばに取りかかろう。
とにかく最初は純粋にそばの部を楽しむ。
そして途中からは鶏天を丼にイン。
天ぷらとニンニクのコクが加わり凶暴化した出汁がこれまた凄い!
終盤には柚子七味も入れて益々凶暴化した一杯をしみじみと味わった。
気づけばたちまち完食。
危うく完飲しそうになった。
ごちそう様でした。
かえってゲソ切れの田そばを堪能した。
唐揚げ系のそばと言えば我孫子駅の弥生軒だが、あれに匹敵する素晴らしい破壊力だった。
ではまた六本木方面に向かおう。