和田峠越えは諏訪から蓼科や車山あたりをかすめて望月へ向かうルートと考えればよい。
街道の周りにはスキー場が沢山ある。
その先には追分、軽井沢がある。


「一路」でも和田峠越えは一つのクライマックスだ。

2か月ほど前に熊が出たので注意しろとの立て看板がある。
このけもの道の様な林道が東京へ向かう街道なのだ。
しかし改めて思うが、京から江戸へ向かうのにこんなにすごい長野の山の中を通って行くという江戸時代の人の発想はすごい。というか信じられない。
そのころは今よりももう少し開けていたかもしれないが。
お殿様もお姫様も馬や駕籠に乗ってこのルートを通ったのだ。

今の人間が名古屋から東京に行くのに立科のスキー場を突っ切って行きますか?
諏訪から中央道じゃなくて雪山を越えて上信越道、関越道経由で東京に帰りますか?
今回は中山道の何たるかのごく一部を体感できて、とても有意義だった。
さて、美術館組が待っているのでこの辺で諏訪湖へと戻ることにする。
帰りは中央道経由で東京に戻った。
さらに真面目に中山道をなぞって、軽井沢あたりのアウトレットモールに連れて行かされても困るので。
(一旦 おしまい)