
日本平から静岡駅前の多可能(たかの)を予約した。
静岡出張の多い東京の飲み仲間に教わった居酒屋だ。

創業が大正時代という。
風格のある店構えだ。
開店時間4時半に入店したが、ほどなく満席状態になった。

まずはお通しのうるめイワシやひじきの煮つけが運ばれる。

店内は薄暗くこれまた風格がある。
料理や飲み物を注文すると「〇〇番さんにビールねえ」みたいな感じで「柳橋さんにホッピーとポテトサラダね~」と厨房に大きな声をかけている。
ちょっと気恥ずかしかったが、最後まで「柳橋さんに〇〇ね~」だったので結局は慣れた。

こちらのポテサラも美味しかった。
今のところ静岡県ランキングはナンバー1だ。
もちろん後でお代わりをした。

バイ貝。


生わかめに生シラス。
シラスはもちろんだが、わかめがこれまた最高。

黒ホッピーセットをお願いした。
ホッピーのボトルとジョッキに加えて、キンミヤが徳利で供される。
これもなかなかいいぞ。

アジフライ。
これも周りはサクッと中身はホッコリとして美味しいなあ。

5時になるとお店のお兄さんが大時計のネジを巻き始める。
電波時計の時代にこのレトロ感がたまらない。

桜エビのから揚げ。

イカフライ。

太刀魚の焼き。
どれも新鮮で素晴らしい。


黒はんぺんにイワシフライ。
一家して魚介系の揚げ物にはまってしまった。
お勘定の時にお店の若旦那と話をした。
この店を教えてくれたのは飲み仲間のIさんだが、若旦那は別の西口飲み仲間Uさんの紹介で神田明神の神輿を担いだことがあるという。
これにはぶったまげた。
なんと世の中は狭いというか、酒飲みの世界はどこまでもつながっているなあ。
とつくづく思う。
さあ夜は長い。
外はまだまだ明るい。
次に行こう。
(続く)