
映画館の前で。何だか、撮るほうも写真に写り込んで一体になった写真ですなあ。いかにもShape of waterらしい。
実はこの映画、アカデミー賞の作品賞を獲得する前に見ました。だから変な先入観はなし。惹かれたのはタイトル「Shape of water」そのものにでした。
主人公の女性は口がきけず、相手はアマゾンの半魚人。純愛物と思いきや、R15+でお子様は見られません。
日本の特撮怪獣物と相通じるところがあって、なかなか興味深く思いました。でも最後は、日本映画ならこうは描かないだろうなぁ。
何で半魚人の男は主人公の手話を容易に理解し、最後には主人公に向かって手話をする位になるのかなど、突っ込みところは多々あるけれど、批判的に見るのではなく話に素直についていったほうが楽しい。映像も、古き良きアメリカを彷彿させるところがあり、見ていて楽しい。
主人公が話しができない分、脇役の黒人のおばさんがいい味を出しています。
悪役の男が家で奥さんとハードなセックスをするシーンなど、不要かとも思えるけど、これは人間の獣性を表しているのでしょう。
主人公が半魚人の男を深く愛することについては今ひとつ説得力がないのだけれど、純愛物でR15+なのは理解できます。純なるものを保つには、純なだけではやってけません。「今夜ロマンス劇場にて」みたいな、愛しているけれど、触れると消えてしまうからと、一切触れもせずに幾年月を過ごすなどありえん話です。
日本の映画なら悲しい結末ともなるところを、一応のハッピーエンディングになっているのも心地よい。なんたって、Shape of water 水の形なんですから、本物の「純」はしたたかなんです。