『オットーという男』
A Man Called Otto
2022年 アメリカ [126分]
監督:マーク・フォースター
製作:フレドリク・ビークストレム・ニカストロ/リタ・ウィルソン/トム・ハンクス/ゲイリー・ゴーツマン
製作総指揮:マーク・フォースター/レネ・ウルフ/ルイーズ・ロズナー/デヴィッド・マギー/ティム・キング/スティーブ・シェアシア
原作:フレドリック・バックマン
オリジナル脚本:ハンネス・ホルム
脚本:デヴィッド・マギー
撮影:マティアス・クーニクスビーザー
美術:バーバラ・リング
衣装:フランク・フレミング
編集:マット・チェシー
音楽:トーマス・ニューマン
主題:リタ・ウィルソン
キャスト:トム・ハンクス/マリアナ・トレビーニョ/マヌエル・ガルシア=ルルフォ/レイチェル・ケラー/トルーマン・ハンクス 他
[解説]
名優トム・ハンクスが町一番の嫌われ者の男を演じ、孤独だった男が隣人一家との触れ合いを通して再生していく姿を描いたヒューマンドラマ。
町の嫌われ者でいつもご機嫌斜めなオットー。曲がったことが許せない彼は、近所を毎日パトロールしてはルールを守らない人に説教を垂れ、挨拶をされても仏頂面で、野良猫には八つ当たりをするなど、面倒で近寄り難い存在だった。しかし、そんなオットーも人知れず孤独を抱えている。最愛の妻に先立たれ、仕事も失った彼は、自らの人生を終わらせようとしていた。ところが、向かいの家に越してきた陽気な女性マリソルとその家族が、なにかと邪魔をして、死のうと思っても死ぬことができない。しかし、そんな迷惑なはずの一家の出現が、彼の人生を変えてくことになる。
スウェーデン発のベストセラー小説を映画化し、第89回アカデミー外国語映画賞ノミネートされた「幸せなひとりぼっち」を、ハンクスの主演/製作でリメイク。「プーと大人になった僕」のマーク・フォースターがメガホンをとり、「ネバーランド」「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」のデヴィッド・マギーが脚本を担当した。
2015年製作のスウエーデン映画『幸せなひとりぼっち』のトム・ハンクス主演でのリメイク作品ですね。オリジナルと同様なのであとは名優の演技を楽しむ感じですかね?
●登場人物
・オットー・アンダーソン♂:妻と死別/悲嘆
・マリソル♀:越してきたお向かい
・トミー♂:その夫
・アビー♀:長女
・ルナ♀:次女
・ルーベン♂:脳卒中の後遺症もちの隣人
・アニタ♀:その妻
・ジミー♂:ご近所さん
・シャーリー・ケンジー♀:SNS配信者
・マルコム♂♀:妻の教え子/性同一障害
・ソーニャ♀:死に別れた最愛の妻
のっけから退職シーンと小さなアパートコミュニティに子連れの夫婦が越してきて、メインのキャラに収まります。
ぜんたいに良い話なんで、そうそう迫力や緊迫感はない安定した演出だけに、"もっと"を求める向きには物足りないかも知れません。ほぼほぼこのアパート村で起こるエピソードで、あまり変化がつけられないですね。
向かいに越してきたメキシコ系の夫人マリソルと目立たない旦那と二人の連れ娘が可愛かったです。
ハナっからオットーを頼りにするマリソルがいったい何回ノックしてきたことかw
製作ノートには青年時代のオットーを演じているのがトム・ハンクスの長男トルーマン・ハンクス
まぁまぁの佳作に仕上がっていました。