今日は地下鉄サリン事件から29年を迎えたと遅ればせながら改めて意識した。29年。報道でしか認知していない自分とは違い被害を受けた人達の苦しみは想像を絶する長い時間なのは確かだろう。来年で30年を迎える事を踏まえても事件の風化は明らかに加速している。
実行犯の死刑執行、カルト宗教にのめり込む人達を取り巻く社会の有り様など、活発に議論されたのだろうか?
そう思える程、第2のオウムが出ない保証もないし、やれ正義中毒だなんだと言われると自分の価値観に凝り固まって攻撃欲求が社会に向かう可能性を考えてしまう自分がいる。人が人を攻撃するのは自分を守るためというのもあるが、オウム真理教事件は今の社会の有り様をかなり先取りした事件の数々だったと思うし、検証すべき案件だと今でも思う。
自分もオウム関係の書籍は少数ながら目を通したし、まだまだ知らないものも多々あるように思えてしまう。それだけオウム真理教事件は検証すべき事はまだまだあるのだと実感する話題であった。