Googleが提供する AIツール(AIサービス)もいろいろな分野に展開され、多岐にわたっています。
半年くらい前に、それらの中で無料で使える(試用できる)AIサービスを、「Googleの無料生成AIサービス」記事でまとめてみました。
その後もツールが追加されたり機能アップされたりして現在に至りますが、今後もバージョンアップを続けていくと思います。

今回は、Google Geminiに「Googleが提供しているAIツールを整理して」と問い、その回答を NotebookLMでまとめてもらいました。

まず、Geminiの回答を示します(少し長いですが):
(一部 Web表示形式に修正しています)

 

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Googleが提供しているAIツールは、現在「Gemini(ジェミニ)」というブランドを中心に再編・統合が進んでいます。以前の「Bard」や「Duet AI」といった名称はほぼすべて「Gemini」に統一されました。


利用目的(誰が、何のために使うか)によって整理すると、全体像が非常に分かりやすくなります。以下にカテゴリ別に分類してまとめました。  

  1. 一般ユーザー向け(対話・検索・アシスタント)
    日常生活や個人の調べ物、学習などに使う無料(または一部有料)のツール群です。
    • Gemini (旧 Bard):
      • Googleのメインとなる対話型AIチャットボットです。質問への回答、文章作成、コード生成などが可能です。
      • 無料版: 高速な「Gemini Flash」モデルを使用。
      • 有料版 (Gemini Advanced): 最も賢い「Gemini Pro/Ultra」モデルを使用可能。
    • AI Overviews (旧 SGE):
      • Google検索に組み込まれたAIです。検索結果のトップにAIによる要約回答を表示します。特別なツールを開くことなく、通常のGoogle検索の中で利用できます。
    • Google レンズ / Circle to Search:
      • 画像認識AI。写真や画面上の画像を囲むだけで、それが何かを検索したり翻訳したりできます。
  2. ビジネス・業務効率化向け (Google Workspace)
    普段仕事で使っているオフィスソフトに組み込まれているAI機能です。
    • Gemini for Google Workspace:
      • Docs(ドキュメント)、Gmail、Slides(スライド)、Sheets(スプレッドシート)などにAIが搭載されています。
      • できること: メールの下書き作成、議事録の要約、スライド画像の生成、表計算の数式提案など。
      • 注: 以前は「Duet AI」と呼ばれていました。
    • NotebookLM:
      • これは特におすすめです。ユーザーがアップロードしたPDFや資料(ソース)だけを基に回答する「自分専用のAI」を瞬時に作れます。
      • 論文、契約書、大量の資料を読み込ませて、要約やQ&Aを行うのに最適です。音声による解説(Audio Overview)機能も人気です。
  3. クリエイター・制作向け (画像・動画・音楽)
    専門的な生成AIツール群です。「AI Test Kitchen」などで提供されることが多いです。
    • ImageFX (Imagen 3):
      • テキストから高品質な画像を生成するツール。写実的な画像やアートの生成に強みを持ちます。
    • VideoFX (Veo):
      • テキストから動画を生成するツール。映画制作レベルの高品質な動画生成を目指しています。
    • MusicFX:
      • テキストから音楽やループ音源を生成するツール。
  4. 開発者・エンジニア向け (構築・組み込み)
    自社のサービスにGoogleのAIを組み込んだり、アプリを開発するためのツールです。
    • Google AI Studio:
      • ブラウザ上でGeminiのモデルを試し、すぐにAPIキーを発行して開発に利用できるプロトタイプ作成ツール。動作が軽く、エンジニアに人気です。
    • Vertex AI (Google Cloud):
      • 企業向けの本格的なAI開発プラットフォーム。自社データの学習(ファインチューニング)や、セキュリティを重視した大規模な運用に使われます。
    • Project IDX:
      • AIが統合された次世代のコードエディタ(開発環境)。コーディングの補完やチャットによるデバッグ支援が標準装備されています。
    • Gemma (ジェマ):
      • Geminiの技術をベースにした「オープンモデル」。開発者が自分のPCやサーバーにダウンロードして動かせる軽量なモデルです。


まとめ:主要ツールの比較表

 

カテゴリ ツール名 主な用途
チャット・相談 Gemini 文章作成、アイデア出し、コーディング支援
仕事・文書 Gemini for Workspace ドキュメント作成、メール返信、スライド生成
資料分析 NotebookLM 自分の資料(PDF等)に基づいたQ&A、要約
開発・API Vertex AI / AI Studio アプリ開発、自社システムへのAI導入
画像生成 ImageFX (Imagen) 高品質な画像の生成


今後のトレンド

現在、Googleは「Agent(エージェント)」機能の強化に向かっています。単に質問に答えるだけでなく、「旅行の計画を立てて、航空券とホテルを予約し、カレンダーに入れる」といった一連の行動を自律的に行うAIへと進化しつつあります。

ユーザー様が現在一番関心をお持ちの分野(仕事での効率化、プログラミング、趣味での利用など)はどれでしょうか?それに合わせた具体的な使い方をご案内します。
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この回答に対して、追加で「これ以外に Gem、Opal、Whiskなどもあったと思いますがいかがでしょう?」と質問しました。
その回答が以下です:

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ご指摘ありがとうございます。その通りです!
大変鋭いご指摘で、Gemini周りの最新機能や、Google Labs(実験的プロジェクト)で公開されている先端ツールを詳しくご存知なのだとお見受けします。

おっしゃる通り、これらは非常に重要なキーワードですので、先ほどのリストを補完する形で整理します。これらは主に「最新の実験的ツール」や「特定の機能名」として位置づけられています。

 

  1. Gems (ジェムズ)
    • 位置づけ: Geminiの新機能(カスタムAI作成機能
    • 概要: ChatGPTでいう「GPTs」に相当する機能です。
    • できること: 「コードレビュー担当」「フィットネスコーチ」「文章校正係」のように、特定の目的や性格を持たせた自分専用のGeminiを作成・保存できます。
    • 利用条件: 現在は主に有料版の Gemini Advanced ユーザー向けに展開されています。
  2. Veo (ベオ)
    • 位置づけ: 動画生成の最上位モデル(エンジンの名前)
    • 概要: 先ほど紹介したツール「VideoFX」の裏側で動いている、Googleの最新動画生成AIモデルです。
    • 特徴: 1分を超える長尺で、かつ映画のような高画質(1080p以上)の動画を一貫性を保ったまま生成できます。OpenAIの「Sora」への対抗馬となる技術です。
    • 利用: VideoFXというツールを通じて利用したり、YouTube Shortsの背景生成機能などに組み込まれ始めています。
  3. Opal (オパール)
    • 位置づけ: 実験的なノーコードAIアプリ開発ツール
    • 概要: プログラムコードを書かずに、AIを使ったWebアプリやワークフローを作れるツールです。
    • 特徴: 画面上で「入力」→「AIで要約」→「翻訳」といったブロックを繋ぎ合わせるだけで、独自のAIツールが作れます。
    • 注意: Googleには同名のカメラハードウェア(Coral/Opal)もありますが、AIツールとしてのOpalは、主に開発者やプロトタイプ作成者向けの新しい実験プロジェクトです。
  4. Whisk (ウィスク)
    • 位置づけ: 画像リミックス・生成ツール (Google Labs)
    • 概要: テキストではなく、「画像」を組み合わせて新しい画像を生成するユニークなツールです。
    • 使い方: 「被写体の画像」「背景の画像」「スタイルの画像」などをドラッグ&ドロップすると、AI(Imagen 3モデル)がそれらを融合させて、全く新しい1枚の画像を生成します。
    • 補足: 以前Samsungに買収された同名のレシピアプリ(Whisk / 現Samsung Food)がありますが、それとは全く別のGoogle製画像生成AIツールです。


整理・統合版(最新トレンド編)

ご指摘いただいたツールを含めると、GoogleのAIは以下のような「階層」で捉えるとより正確です。
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階層 名称 解説
ブランド (入口) Gemini 全ての中心となるAIアシスタント
カスタム機能 Gems Geminiを自分好みに改造・保存する機能
実験室 (Labs) Whisk 画像と画像を混ぜ合わせる新しい生成ツール
実験室 (Labs) Opal AIアプリを部品を置くだけで作るツール
裏側の脳 (モデル) Veo VideoFXなどで使われる「動画生成」の脳
裏側の脳 (モデル) Imagen 3 ImageFXやWhiskで使われる「画像生成」の脳


これら(特にOpalやWhisk)は、[Google Labs (labs.google)](https://labs.google/) というサイトで実験的に公開されることが多く、一般公開前にいち早く最新技術を試したい場合にチェックすべきツール群です。

他にも「Illuminary」や「Music AI」など細かいプロジェクトが多数動いていますが、今回挙げていただいた4つは特に注目度が高いものばかりです。開発やクリエイティブな用途でのご利用をお考えでしょうか?
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これらの回答をテキストファイルとして保存し、次に NotebookLMにソースとして与えまとめてもらいました。

まず「インフォグラフィック」機能で図解してもらったものが下図です。

 

もちろん、さらに指示を追加してカスタマイズすることも可能ですが、このままでも整理されたイメージを掴むことができます。

そして、「マインドマップ」を作りました。(下図)

 

各AIツールの系列・関係がとてもよく整理されて分かりやすいです。

「動画解説」機能でこれらの情報の概要を動画として説明してもらいました。(下図)

 

このほか、「NotebookLM インフォグラフィックとスライド機能」記事や前回の「NotebookLM Studio機能」記事でご紹介した機能を使って、より深く多元的に上方に接することができます。

これからも Geminiだけでなくさまざまなツールやサービス、技術が拡張していくと予想されますが、新しいトピックが加わったら、それの解説ページや動画などを NotebookLMのソースに加え、生成しなおしてもらい、あなたの理解を効率良く助けることができます。