前回「GIFアニメを作れる生成AI」記事で、AIツールで GIFアニメを作る方法の一例をご紹介しました。
AIではないのですが、身近なアプリで GIFアニメを作成することができるようになりましたので、関連記事としてアップしておきます。

大雑把な手順をまず書いておきます:

  1. Snipping ToolでGIFアニメを作成するには、まず Snipping Toolを起動し、画面録画モードで録画を開始します
  2. 録画が完了したら、編集画面で「GIFを作成」ボタンをクリックし、品質を選択してエクスポートします

これにより、Snipping Toolで録画した画面をGIFアニメーションとして保存できます

(1) デスクトップ上の操作を GIFアニメに

まず、Snipping Toolを起動します。
ショートカット [Windows]+[Shift]+[R]キーを使うのが便利です。
「スタート」メニューから「Snipping Tool」を起動した場合は、そのメニュー「録画」をクリックし「+ 新規」ボタンを押します。(下図)

 

いずれの方法でも、画面上部に Snipping Toolのコントロールバーが表示されます。(下図)

 

そして、マウスポインターが「+」になるので、録画したい領域をドラッグで範囲指定します。(下図)

 

コントロールバー上に現れる「スタート」ボタンを押すと、「3、2、1」とカウントダウンされた後に画面録画が開始されます。
先ほど設定した画面領域内でのマウスポインターやウィンドウの動きなどが録画され、コントロールバーにある赤い丸ボタン「停止」を押せば画面録画が終了します。(下図)

 

録画されたファイルは、デフォルトでは C:\Users\(ユーザ名)\Videos\画面録画 フォルダ内に格納されています。
この格納先は Snipping Toolの「設定」から「画面録画の保存先」項で変更できます。

ところで、上図の上部中央にある「トリム」ボタンを押して、格納された録画の先頭・後部をトリミングできます。
そのため、録画を開始してすぐに領域内での動きをさせなくても、ゆっくり録画を開始し、その後「トリム」機能で不要部分を除けばよろしいです。
「トリム」ボタンを押すと、下図のようなトリム画面となり、下部にあるタイムラインの左右にある開始・終了ボタンをスライドさせて必要部分を残すようにして、上部の「適用」をクリックします。

 

ここまでが、画面録画の手順です。
次に、今回の本題である GIFアニメ化します。
先の Snipping Tool画面の右上メニューにある「GIF」ボタンをクリックします。
「GIFを作成」ダイアログが現れますので、「品質」項の「低」または「高」を選択し「エクスポート」ボタンを押します。

出来上がった GIFファイルの保存場所やファイル名を設定して「保存」すれば、GIFアニメの作成は完了です。

(2) 動画を GIFアニメに

前項の応用ですが、ショート動画を GIFアニメにすることもできます。
ただし、Snipping Toolで作成できる GIFアニメーションは、30秒以下の動画に限定されます。
30秒を超える場合は、最初の 30秒が出力されますのでご注意ください。

画面録画、GIFアニメ化の操作は基本的に前項と変わりません。

[Windows]+[Shift]+[R]キーを押して Snipping Toolのコントロールバーを表示させます。
マウスポインターが「+」になるので、録画したい領域をドラッグで範囲指定します。
コントロールバー上の「スタート」ボタンを押し、画面録画を開始します。
動画を再生し、終了したら、コントロールバーの「停止」を押して画面録画を終了させます。
必要であれば、「トリム」ボタンを押して、録画の先頭・後部をトリミングします。
これで、画面録画ができました。

次に、画面の右上の「GIF」ボタンをクリックします。
「品質」の「低」または「高」を確認し「エクスポート」ボタンを押します。
これで、ショート動画から GIFアニメを作成することができました。

最初の 1回だけ操作の流れを覚えれば、とても簡単に GIFアニメを作成することができます。
以前は、画面録画を GIFアニメにするには、別途変換ツールが必要でしたが、Snipping Toolのアップデートで直接 GIF形式でエクスポートできるようになりました。