Excel 前任者からシートを引き継いだら(まとめ)」記事などでもご紹介しているように、Excelシートを開いたときにキーボードショートカット [Ctrl]+[End]はよく使われます。
つまり、そのシート内のデータまたは書式設定を含む範囲を確認できるので重宝しています。

例えば、シート内に下図のように表データが入力されているとき、[Ctrl]+[End]キーを押すとセル G7がアクティブセルになります。

 

このシート内でデータ範囲の一番右下端ということです。
ちなみに、[Ctrl]+[Home]キーを押すとセル A1がアクティブセルになります。

上記の記事にも書きましたが、前任者からシートを引き継いだときは特にこの操作が必要です。
このシート内の見えないところに、参照用データや数式などが入力されていることもあり、また非表示とされているセルや行/列などがあるかもしれません。
シートの全体像を把握することが大事です。

それでは、下図の例ではどうでしょう。

 

本体の表データのうち、C列「担当者」は右側にある担当者表を参照してプルダウンメニューで入力でき、E列「販売単価」は右側にある販売単価表を VLOOKUP関数で参照して入力されています。
上図は、図示の都合で本体の表データの近くに配置していますが、もっと右側に配置して見えづらい位置に置かれることもあります。

このシートで [Ctrl]+[End]キーを押すと図示されるようにセル K89がアクティブセルになります。
セル K89自体には何もデータ入力されていませんが、セル範囲 A1~K89の中に表データが入力されていることを示し、換言すれば、それ以外にはデータが入力されていないことを示しています。

ならば、このシートの I~K列を非表示としたらどうなるでしょう。
I~K列を非表示として [Ctrl]+[End]キーを押すとセル H89がアクティブセルになります。
あくまでも表示されている範囲で、データ範囲の一番右下端(非表示列の左側)を示すという仕様ですね。

ということは、本体の表データのうち、最下行を含む下方の行を非表示とすると、やはり表示されている領域の一番右下端を示すわけです。

ちなみに、非表示とされている行/列を見出すには、[ホーム]-[編集]-[検索と選択]-[条件を選択してジャンプ]をクリック、開いた「選択オプション」で「可視セル」を選択して「OK」します。
非表示とされた行/列が白い線として表示され発見しやすくなります。

もうひとつ、[Ctrl]+[Home]、[Ctrl]+[End]キーを使うときの注意点を示します。
下図の本体データは、上図の表データを単に値コピーしたものです。

 

ただし、[表示]-[ウィンドウ]-[ウィンドウ枠の固定]機能を使って、項目行と A~C列を固定しました。
そのため、縦スクロールしても項目行は常に表示され、横スクロールしても A~C列は常に表示されるようになっています。
この状態で、[Ctrl]+[End]キーを押すとセル G89がアクティブセルになりますが、[Ctrl]+[Home]キーを押すとセル D2がアクティブセルになります。
つまり、[ウィンドウ枠の固定]をすると、右下の表示領域の一番右下端および一番左上端が示されます。

なお、ホームポジション(セル A1)に戻りたいときは、[Ctrl]+[←]、[Ctrl]+[↑]キーを押します

ところで、[Ctrl]+[End]キーを押すと、データ範囲ではないセルに飛んでしまうことがあります。
これは、Excelが過去のデータや書式設定を「見えないデータ」として記憶している可能性があります。
特に前任者から引き継いだ Excelシートでは、過去にデータがあった場所や書式が設定されていた場所を Excelが記憶していると、データがないにも関わらず、そこに飛んでしまうことがあります。
「見えないデータ」を削除するには、シート全体を上書き保存(単に [Ctrl]+[S]キー)するか、データをコピーして新しいシートに貼り付ける方法が有効です。