この棒グラフの並びを、値の大きい順に並べ替えたいとします。
(1) 手動で
「電気代」列の任意のセルを選択し、[ホーム]-[編集]-[並べ替えとフィルター]-[降順]をクリックすると、表データが降順で並べ替えられ、それに対応して棒グラフも値の大きい順に並べ替えられます。(下図)

とても簡単ですね。
このほか、手動で元の表データを並べ替えることもできます。
例えば、元の表データを見て、「電気代」の最大値は「2月」の「\8,360」ですね。
B3、C3セルを選択し、セルの目盛線(外周の境界線)あたりにマウスポインタを合わせると上下左右の矢印に形状が変わりますので、[Shift]キーを押しながら上方にドラッグして放すとデータが入れ替わります。
このときも、グラフは対応して順番が替わります。
でも、欠点が 2つあります:
- 元の表データを並び替えている
- 表データの値が変更されるたびに並び替え操作を行わなくてはならない
もちろん、これらを容認できる目的であれば問題ありませんが、この表データを他の人も参照しているときや、データが変更されることがあるなら、次項の方法を採用しましょう。
(2) 動的に
元の表データを変更せずに、グラフだけでその並び替えを手動でする方法はありません。
なので、元の表データを別の場所にコピーし、その表データで並び替えをしてグラフ化します。
最初に思いつくのが、リンク貼り付けでしょう。
元の表データをコピーし、別の場所にリンク貼り付けします。
そして、貼り付けた「電気代」列の任意のセルを選択し、[並べ替えとフィルター]-[降順]をクリックしても、元の表データと同じ並びにしかなりません。

リンク貼り付けではなく、単にコピーすれば、並び替えはできますが、2番めの欠点が解消されていません。
それでは「SORT」関数で並べ替えてみましょう。
SORT関数については「Excel SORT関数で並べ替え」記事でご紹介しています。
別の場所で、下図のように SORT関数で並べ替えてみます。

そして、この参照された表データで縦棒グラフを作ります。(下図)

それでは、元の表データの値を変えてみましょう。
例えば、「5月」の「\6,600」を「\8,600」に変更すると、SORT関数で並べ替えた表データが並び替わり、対応して棒グラフの並びも替わります。(下図)

