iPhoneや iPadの標準アプリ「メール」で、メールを送信するのは特別に難しいところはありません。
でも、初心者の方が使い始めの頃に、いくらかの手助けになればというつもりで送信するまでの手順を振り返ってみます。

(1) メールを作成する

[メール]アプリを開いて、画面右下にある「新規メッセージ」アイコンをタップします。
すると、「新規メッセージ」画面が現れます。(下図)

 

「宛先」欄に送信先(受信者)のメールアドレスを入力します。
英数字でも日本語でもアドレスの最初の 2、3文字を入力すると、「連絡先」アプリに登録されている人であれば候補として表示されますので、その候補リストの中から目当ての送信先(受信者)を選択することができます。
あるいは、その右端にある「+」をタップすれば、「連絡先」アプリが開き、そこから送信先(受信者)を選択することもできます。

「Cc/Bcc」欄をタップすると、「Cc」「Bcc」「差出人」欄が現れ、「Cc」「Bcc」蘭には上記「宛先」欄同様に送信先メールアドレスを入力します。
「Cc」蘭は、このメールのコピーを送信する相手の名前を、「Bcc」蘭は、ほかの受信者には表示されないようにする相手の名前を入力します。
「Cc」「Bcc」蘭は不要であれば入力しないでも結構です。
「差出人」欄は、[設定]-[メール]-[アカウント]で追加したメールアカウントのメールアドレスが選択できるようになっており、同[メール]-[デフォルトアカウント]で選択したメールアドレスが表示されています。
複数のメールアドレスが登録されていれば、タップして切り替えることができます。

なお、「宛先」「Cc」「Bcc」蘭には複数のメールアドレスをセットすることができ、また、入力後にドラッグしてその順番を替えたり、別のフィールドにドラッグすることもできます。

続いて「件名」欄にこのメールのタイトルを入力し、その下の欄にメール本文を記入します。
本文欄をタップすると、画面下部にソフトウェアキーボードが現れ、その上部にいくつかのアイコンが並びます。(下図)

 

一番左の「Aa」をタップすると、「フォーマット」という画面が開きます。(下図)

 

ここで、テキスト(文字)の書式や配置などの設定ができます。
2番めのアイコンをタップすると写真ライブラリが開き、その中の写真を選択してメールに添付することができます。
3番めは「カメラ」を起動し、その場で撮影して、撮った写真をメール添付できます。
4番めは「ドキュメントスキャン」で、手元にある印刷物(の一部)をスキャンして取り込むことができます。
5番めは「添付ファイル」で、このメールに文書ファイルなどを添付します。
最後の「描画」アイコンをタップすると、自由に描画(スケッチ)することができます。
簡易地図など文章で伝えづらい内容でも、描画して、それをメールに挿入することができます。

本文欄の最後に「iPhoneから送信」とあるのは「署名」です。
デフォルトでこれが挿入されるようになっていますが、[設定]-[メール]-[署名]で変更可能で、記載しないようにもできます。

(2) 送信する

メールが作成出来たら、画面右上にある青い上向き矢印ボタンをタップして送信します。

この矢印ボタンを長押しすると、下図のように送信時刻を設定することができます。

 

「あとで送信」をタップすると現在以降の日時を指定して送信することができます。(下図)

 

その上部に注意書きされるように、その設定した送信日時には iPhoneがオンライン状態になっていないと正しく指定時刻に送信できませんので、ご注意ください。

(3) 控えを残す

[設定]-[メール]-[常にBccに自分を追加]をオンにしておくと、メールの控えを自分宛てに Bcc送信することができます。

あるいは、メールボックスの「送信済み」に保存されていますので、ここを自分の控えとして参照してもよいです。