Zoomアプリが、2024年4月15日のバージョンアップでその名称が「Zoom Workplace」に変わりました。
本日現在のバージョンは 6.0.11 (39959)ですが、メジャー番号が「6」となったわけです。

Zoomのアップデートの内容については、リリースノートに詳しく記載されています。
そのリリースノートの「2024年4月15日 バージョン6.0.0(37205)」に新機能や強化された機能などが列記されています。
また、その後もさまざまなアップデートが行われています。

この名称変更も大きな意味があるようです。
従来の「Zoom」はオンラインミーティングツールとして大きなシェアを誇っていたわけですが、「Zoom Workplace」では組織のチームワークを後押しする AI搭載型コラボレーションプラットフォームとして各ツールが統合化されて提供されているということです。
もちろん、Zoomの中に閉じたプラットフォームではなく、外部アプリとの連携も図れるようオープンなプラットフォームとしています。

Zoom Workplaceを開いたトップ画面は、以前のバージョンからさほど変った印象は受けません。(下図)

 

画面の右下に見える「はじめに」を開くと、下図の 4つの項目が現れます。

 

「カレンダーを接続する」をクリックすると、下図のように表示されます。

 

従来は、Zoomだけでミーティングなどのイベントスケジュールが閉じていましたが、この図にあるように Googleカレンダーなどを接続して Zoomミーティング以外のイベントなどもまとめて表示できるようになりました。

これに関連して、トップ画面上部には「ミーティング」と「カレンダー」が表示されていましたが、現在は統合され、「ミーティング」と表示されています。
Googleカレンダーなどと連携させると「カレンダー」と表記されるようです。
「ミーティング」を開くと、下図のように開かれ、ここでも Googleカレンダーなどを接続することができます。

 

2番めの「ミーティングをスケジュールする」をクリックすると、下図のスケジュール入力画面が現れます。

 

この画面は、トップ画面左側にある「スケジュール作成」ボタンをクリックしたときに現れるものと同じです。
画面左下の「新バージョンを試す」をオフにすると、従来版のスケジュール画面となります。

3番めの「バーチャル背景を追加する」をクリックすると、「背景とエフェクト」設定画面が現れます。(下図)

 

ここは、以前のバージョンでも利用できる機能も多いですが、さらに機能アップされたものもあります。
画面右下に見える「スタジオ効果」や「アバター」作成機能なども備わっています。

4番めの「プロフィール画像をアップロードする」をクリックすると、下図のように Zoom上で表示されるプロフィール画像やディスプレイ名を設定できる画面が現れます。

 

これら 4つの機能だけが新しく加わった機能というわけではなく、上述の「リリースノート」をザッと目を通してみてください。

最後に 1つだけご紹介しておくと、ミーティング中の表示モードに「マルチスピーカー」が追加されています。
従来は「スピーカー」「ギャラリー」でしたが、「マルチスピーカー」とすると発言している人が画面上部に大きく 2人表示され、それ以外の人が下部に小さく表示されます。
参加者の人数にも依存しますが、直近で発言した 2人が上部に表示され、次の人が発言するとその人と直前の人が上部に表示されるという動作になります。

まだまだ新機能もありますので、お試しください。