先日アップした「Googleの生成AI「Gemini」が日本でも」記事で、旧称「Bard」が「Gemini」と名称を変え、モバイルアプリが日本でも利用できるようになったとお伝えしました。
一方、PC環境では Chromeや Edgeなど Webブラウザ上で「Gemini」にアクセスし、Googleアカウントでログインすれば利用できます。
ログインすると、下図のような画面が表示されます。

 

画面中央には 4つほどプロンプト(質問文)の例が掲示されています。
(この例示は、毎回変わります。)
例えば、「メールの下書き」をクリックしてみると、画面下部のプロンプト入力欄に「上司宛てに「今日は病欠のためプレゼンに出席できず申し訳ない」と伝える簡潔で丁寧なメールを書いて。」と入力されます。
また、「買い出しリストの作成」をクリックしてみると「手巻き寿司を作りたいから、必要な食材の買い出しリストを箇条書きで作って。」と入力されます。

要は、あまり固く考えずに、人に質問したり用件を伝える要領でプロンプトを入力すればよろしいです。
入力したら、その右端にある三角形のような「送信」ボタンをクリックすると、Geminiが暫く考えて返答してくれます。

プロンプトの入力には音声でも可能ですし、画像を含めて質問することもできます。
それぞれ、プロンプト入力欄の右端にある「画像をアップロード」「マイクを使用」ボタンをクリックして行います。

画面左上にある「≡」をクリックすると、「+ チャットを新規作成」ボタンがあります。
これをクリックすると、現在までにやりとりしていた一連のチャットとは別に新たなチャットを開始することができます。

また、その下には、(旧)Bardのときも含めてこれまでのチャット履歴が表示されます。
以前のチャットに引き続きプロンプトを入力したいときは、このチャット履歴からそのチャットをクリックします。

次に、その「≡」メニューの一番下「設定」から「拡張機能」を選択してみます。
ここへは、下記URLからアクセスしても行けます。
  https://gemini.google.com/extensions
下図のような画面が開きます。

 

その上部にこの拡張機能の要点がスライドショーのように表示されています。
それらを拾ってみると、以下のように書かれています:

  • Gemini拡張機能で複数のサービスをまとめて活用
  • さまざまなシーンでGeminiが活躍
  • Gemini拡張機能のオン/オフはいつでも可能
  • 会話に合わせて拡張機能を選択


画面下部にいくつか並んでいるものが Gemini拡張機能です。
それぞれの右上にスイッチがあり、これが上記 3番めの「オン/オフはいつでも可能」ということですね。
4番めの特徴によれば、送信されたプロンプトの内容に応じてこれらの拡張機能のうち必要とされる機能を自動的に選択して回答するということです。
デフォルト設定ではこれらの拡張機能はすべてオンになっていますが、あなたが明確にいずれかの機能をオフにすれば、プロンプトの内容に関係していてもその拡張機能は選択しないで回答します。

そして、もっとも大事な特徴と言えるのが 1番めの「複数のサービスをまとめて活用」というところです。
ご存知のように Googleアカウントを登録済みの方は、Googleが提供する多くのサービスを利用できます。
「複数のサービス」というのはそれらの Googleサービスを指します。
例えば、「葛飾区柴又でおすすめの団子屋を教えてください」とプロンプトすると、何軒か紹介され、それぞれのホームページへのリンクと、Googleマップでその所在地が表示されます。
さらに「柴又駅から徒歩で何分くらいの距離ですか?」と訊くと、それぞれの店舗への所要時間と距離が列記されます。(下図)

 

各回答の右上にあるスピーカアイコンをクリックすると、回答を読み上げてくれます。
他の作業、例えば Googleマップで周辺情報を見ながら、その回答を聞くという使い方もできます。