Google Chromeに限らず Webブラウザでいろいろなサイトを閲覧していると、以前に閲覧したページが更新されずにそのまま表示された、という経験はありませんか。
ブラウザの仕組みとして、あるサイトを閲覧すると、そのページの情報がキャッシュや Cookieに保存されます。
その後、同じサイトにアクセスしたとき、保存されたキャッシュを参照し、そのページの情報があれば、そのキャッシュされた情報に基づいて表示します。
こうすることで、そのページの情報をそのサイトから読み込むよりも速く表示できるメリットがあります。

一方で、キャッシュに保存されたページ情報に基づいて表示すると、上記のようにそのページが更新されても古い情報のまま表示するということも起きます。
さらに、たくさんのサイトを閲覧していくと、キャッシュされるページ情報も大量になり、あるサイトにアクセスしたとき、そのページ情報をキャッシュの中で検索しますので、ブラウザの動作が重くなってしまう可能性があります。

そのため、ときどきキャッシュを削除してサイトの読み込みを軽快にしたり、表示に関する問題が解消されたり、最新のページ内容にすることができます。

(1) PC版 Chrome

Chromeブラウザを開き、右上の「…」から「閲覧履歴を消去…」をクリックします。
「設定」画面が開きその上に「閲覧履歴データの削除」というダイアログが現れます。(下図)

 

上部にある「期間」のプルダウンメニューを開き「1時間以内」「過去24時間」「過去7日間」「過去4週間」「全期間」のいずれかを選択します。
その下にある「閲覧履歴」「Cookieと他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」について削除する情報にチェックを入れます。
そして「データを削除」ボタンをクリックするとそれらが削除されます。

なお、同じダイアログで「詳細設定」タブを開くと、より細かなデータ種別について削除項目を選択できるようになっています。(下図)

 

「データを削除」ボタンをクリックして履歴データなどが削除されると、下図のようなメッセージが表示されますので「OK」ボタンを押します。

 

(2) iPhone・iPad

Chromeアプリを開き、画面右下の「…」をタップし「閲覧履歴データの削除」をタップします。(下図)

 

現れた「閲覧履歴データの削除」画面において、一番上の「期間」で「1時間以内」「過去24時間」「過去7日間」「過去4週間」「全期間」のいずれかを選択します。
次に、その下にある削除するデータの種類を選択し、一番下にある「閲覧履歴データを削除」をタップします。(下図)

 

削除が完了したら、画面右上の「完了」をタップします。

(3) Androidスマホ

Chromeアプリを開き、画面右上の「…」をタップし「閲覧履歴データの削除」をタップします。

現れた「閲覧履歴データの削除」画面において、一番上のプルダウンメニューで「過去15分間」「1時間以内」「過去24時間」「過去7日間」「過去4週間」「全期間」のいずれかを選択します。(下図)

 

「その他のオプション」をタップし、現れた「閲覧履歴データの削除」画面において、削除するデータの種類を選択し、一番下にある「データを削除」ボタンをタップします。

google.com のデータについてのみ下図の注意書きが現れます。

 

もし、google.com のデータは残したいときは、チェックを外して「削除」をタップします。
google.com のデータも削除したいときはチェックを入れたまま「削除」をタップします。
削除が完了すると、「Chromeデータの消去完了」というメッセージが現れますので「OK」します。