LINEにも、画像の中にある文字を読み取ってテキストにしたり翻訳する機能があります。
所謂「OCR(文字認識)」機能です。

これは、当初 Android版、続いて PC版が対応しましたが、やってみると現在は iPhone版 LINEでもできます。

iPhone版 LINEアプリで試してみます。
LINEを開き、任意のトーク画面でカメラアイコンをタップしてカメラを起動します。
下部に見えるシャッターボタンの下で「文字認識」モードとします。(下図)

 

シャッターボタンをタップすると、対象物が撮影され、その中に写っている文字が検出されその部分が色付きで表示されます。
そして、その文字の言語(この例では日本語)が判断され、文字認識されて、画面下部にテキスト化されて表示されます。(下図)

 

このテキスト表示部分は、スクロールして全文に目を通すことができます。
その左下にある「英語に翻訳」をタップすると、英語に翻訳され、表示されます。(下図)

 

画面左下に見える「英語」のプルダウンメニュー開くと、他に「韓国語」「中国語(繁体)」「中国語(簡体)」のいずれかが選択できるようになっています。

なお、文字認識画面(上から2番目の図)において、画像の左下にある「写真に翻訳を表示」をタップすると、画像上に翻訳された文字が重ねて表示されます。(下図)

 

この画面で文字として認識された部分をタップして選択すると、その部分の翻訳(対訳)が画面下部に表示されます。(下図)

 

この機能は文字認識画面(上から2番目の図)においても可能で、文字として認識された部分をタップすると、画面下部に表示され、必要であれば他の言語に翻訳することもできます。

さて、この文字認識機能は LINEカメラで撮った画像だけでなく、送られてきた画像や、スマホに保存された画像についても対応できます。
トークルームで送られてきた画像をタップして表示し、画面右上にある「A」アイコンをタップして上記の文字認識ができます。
スマホに保存された画像なら、トークルーム内でその画像を開き、右側に並ぶメニューの中から「A」ボタンをタップして文字認識します。(下図)

 

Android版でも同様の操作でできますが、PC版LINEでは最初の操作が違います。
PC版LINEでトークルームに送られてきた画像の上で右クリックし、そのメニューの中にある「文字認識」を選択します。(下図)

 

「文字認識」画面が開いて画像内の文字が認識されます。
その左上にある「写真に翻訳を表示」スイッチをオンにすると、翻訳した文字が画像に重ねて表示され、その 1つにマウスポインタを重ねると、その部分の文字について日本語と翻訳文とが表示されます。(下図)