Microsoftのクラウドストレージサービス OneDriveは活用されていますか?
いろいろな形式のファイル、特には Officeアプリ(Word、Excel、PowerPoint)の文書ファイルを格納・同期して利用することが多いと思いますが、写真ファイルなどを格納して友人と共有するという使い方もできます。

OneDriveに写真ファイルを保存することだけでなく、3年ほど前から OneDrive上で簡単な写真編集もできるようになっています。
最初は PC版だけでしたが、少し遅れてスマホ版アプリでも対応されました。

OneDriveを開いて、その中の写真ファイルを開きます。
画面左上にある「編集」ボタンをクリックすると、編集画面が開きます。(下図)

 

画面上部には「トリミング」「調整」「フィルター」「マークアップ」といったメニューがあります。
上図は「トリミング」が選択されているときの様子です。
「トリミング」では、画面最下部にある「自由変形」をクリックすると、「正方形」「9:16」「4:5」「4:3」などの縦横比を規定するトリミング枠が写真上に表示されます。
このトリミング枠上の太線で表示されるハンドルをドラッグすると、その縦横比を保ったままトリミング枠のサイズを変更できます。
「自由変形」は、この縦横比によらず自由にトリミング枠のサイズを変更することができます。
なお、トリミング枠を設定した後で、写真の地の部分、つまりトリミング枠の外側部分をドラッグしてトリミング枠の位置を変更することができます。

「調整」メニューをクリックすると、写真の「明るさ」や「コントラスト」などについてそれぞれのスライダを使ってその強弱を調整できます。(下図)

 

少し慣れが必要かもしれませんが、スライダを動かすとそれが反映された写真が表示されますので、お試しください。

「フィルター」メニューをクリックすると、写真の色合いやコントラストなどを例示されるフィルターを施す画面となります。(下図)

 

画面の右側に並ぶサンプルの中から 1つクリックすると、写真にそのフィルターを施したときの画像が表示されます。
そして、フィルターを選択するとその下に「強度」と書かれたスライダが現れます。
そのフィルターの強度(掛け具合)を弱めることができます。
これも、スライダ操作に応じて写真に変更が施されて表示されますので、画像を見ながら調整が可能です。

「マークアップ」は左側に現れるペンを使って、写真に曲線や手書き文字などを書き入れることができます。

これらの編集操作を行うと、左上にある反時計回りのボタンが有効になり、これをクリックし現れたダイアログで「リセット」をクリックすると編集内容が破棄され元の写真に戻せます。

編集作業を行うと、左上の「保存」ボタンが有効になります。
そのプルダウンメニューには「保存」と「複製保存」とが含まれます。
「保存」は上書き保存のことで、「複製保存」は原画は残しておいて (元のファイル名)_1 のような名前で編集済みの写真を保存します。

なお、上記は PC版(Webブラウザ版)OneDriveでの画面表示でしたが、スマホ版 OneDriveアプリでも同様に操作できます。
下図は iPhone版 OneDriveアプリで開いた「トリミング」画面です。

 

メニューの配置や表記が少し違いがありますが、機能としては同じものです。