文章中に出てくる文字列の中には、標準の文字サイズより小さい番号、数、記号などがやや上に、あるいはやや下に配置されて表示されているものをご覧になったことがあるかと思います。

例えば、下図のような表記です。

左側のように小さい文字がやや下に配置されたものを「下付き文字」、右側のように小さい文字がやや上に配置されたものを「上付き文字」と呼びます。
(上図で赤い文字色としたのは分かりやすいく図示するためです。)

操作は簡単で、上付き/下付きにしたい文字列を選択し、[ホーム]-[フォント]-[上付き] または [下付き]をクリックするだけです。(下図)

 

上図の左側の赤枠が「下付き」、右側が「上付き」ボタンです。
あるいは、キーボードショートカットも設定されており、「上付き」は [Ctrl]+[Shift]+[+]キー、「下付き」は [Ctrl]+[Shift]+[=]キーを押します。
なお、「上付き」のときの [+]はテンキーの [+]は使えません。

また、[フォント]グループの右下の「フォント」ボタンを押して現れるダイアログで、「上付き」または「下付き」にチェックを入れても同じように配置することができます。(下図)

 

さらに、上付き/下付きの数字でしたら、[挿入]-[記号と特殊文字]-[その他の記号]をクリックし、開いたダイアログの「記号と特殊文字」タブで「フォント」を「(現在選択されているフォント)」、「種類」を「上付き/下付きの文字」と選択すると選択できます。(下図)

 

ところで、Word、Excelでは単に「上付き」「下付き」とするだけですが、PowerPointではもう少し詳細な設定ができます。

PowerPointの [ホーム]-[フォント]グループには [上付き] / [下付き]ボタンはありません。
[フォント]グループの右下の「フォント」ボタンを押して現れるダイアログで「上付き」または「下付き」にチェックを入れます。
それらの右側に「相対位置」項があり、ここでオフセット量を %単位で指定することが出来ます。(下図)

 

これにより、上付き文字・下付き文字の上下位置を調整できます。
%単位で指定するので、設定後にそれを含む文字列の文字サイズを変更しても相対的なサイズや配置が維持されます。