これも、前回「iPhone/iPad クイックメモ」記事に続いて「メモ」アプリに関する話題です。

(1) メモにタグを追加

Instagramなど SNSでお馴染みのタグが iOS 15/iPadOS 15以降ではメモに付けることができます。
ハッシュタグなどと呼ばれることもある「#」に続く検索用の栞のようなものですが、「メモ」アプリでは単に「タグ」と呼んでいます。

メモに付けるタグは、タイトル部分でも本文中でも付けられ、1つのメモに複数のタグを付けても構いません。
「#」に続いてひと続きの単語を書き入れ、その後に改行または 1文字分のスペースを入れると、文字が黄色に変ってタグとして認識されます。

下図は一例としてメモ中に「#ユニコムかつしか」と私共の団体名を入れてみたところです。

 

「#ユニコムかつしか」と入力後、その後にスペースを入れた時点で「タグ」として認識されました。
ご覧のように、タグは英単語だけでなく日本語でも入れられます。
ただし、単語間にスペースは使えませんので、2単語を組み合わせたいときは「#food-shopping」のようにハイフン「-」やアンダースコア「_」、数字などを使って連結します。

タグを追加したメモを保存し、フォルダ一覧画面を開くと、その中に「タグ」という項目にそのタグが登録されます。(下図)

 

そのリストから例えば「#ユニコムかつしか」をタップすると、そのタグを持つメモを検索し、あれば表示してくれます。(下図)

 

あるいは、先ほどのフォルダ一覧画面の最上部にある検索ボックスをタップすると、検索候補リストが現れ、その中の「# タグ付きメモ」をタップします。(下図)

 

すると、タグを付けたメモが検索されて一覧表示されます。(下図)

 

付けたタグを削除するには、フォルダ一覧画面で削除したいタグを長押しします。
すると、下図のようなメニューが出てきますので、「タグを削除」をタップします。

 

そのメニューでお気づきかもしれませんが、タグの名前を変更するときも同様にメニューを出し「タグの名前を変更」をタップして変更します。

(2) スマートフォルダ

タグが付いたメモを 1つのフォルダでまとめられる機能が「スマートフォルダ」です。
この機能でスマートフォルダを作成すると、以降にそのタグを付けたメモを作成すると自動的にそのフォルダに追加されるようになります。

フォルダ一覧画面の左下にフォルダアイコンがありますね。
これをタップすると、新規フォルダを作成する画面が現れます。(下図)

 

名前ボックスに作成するフォルダ名を入力、例えば「ユニコムかつしか」と入力し、その下の「スマートフォルダに変換」をタップします。
次にフィルタ設定画面が現れますので、フィルタとして「タグ」をタップし「任意の選択したタグ」を選択します。
使用されているタグの一覧表示されますので、その中の例えば「#ユニコムかつしか」を選択して「完了」とすると、「ユニコムかつしか」というフォルダが作られます。
上述したように、新規メモあるいは既存のメモ内に「#ユニコムかつしか」とタグを追加すると、自動的にこのフォルダに追加されるようになります。

なお、この機能は既存のフォルダをスマートフォルダ化することもできます。
要は、このフォルダに自動的に仕分けて欲しいフィルタを作っておけば、それに合致するメモが自動的に仕分けられるということです。

数多くのメモがあるような人にはぜひ使っていただきたい機能です。