従来 Web版Excelでは出来ないことが、次々と出来るようになってきています。
もちろん、デスクトップ版と比べてまだ出来ないことはありますが、その違いが少なくなってきています。

そのいくつかをご紹介します。

(1) ピボットテーブル

下図のような表データについてピボットテーブルを挿入してみます。

 

表の中の任意のセルを選択して [挿入]-[ピボットテーブル]-[テーブルまたは範囲から]をクリックします。(下図)

 

画面右側に「ピボットテーブルを挿入」ダイアログが現れます。(下図)

 

「ソース」欄に表データのセル範囲が表示され、正しいことを確認します。
その下「独自のピボットテーブルを作成する」の「+ 新しいワークシート」をクリックします。

なお、その下には、デスクトップ版でいう「おすすめピボットテーブル」機能のように、ピボットテーブルのサンプルが表示されます。
その中に作りたいピボットテーブル(あるいは近いもの)があれば、それを選択して作成することもできます。

さて、新たなピボットテーブルのシートが作成されます。(下図)

 

ここでは、簡単に「受講の満足度」を「列」フィールドに、「年代」を「行」フィールドに、「受講の満足度」を「値」フィールドに、それぞれドラッグしました。
すぐさま、その集計結果が得られました。(下図)

 

(2) 条件付き書式

条件付き書式を設定したいセル範囲、例えば同じ表データのうち H3~H34セルを選択し、[ホーム]-[…]-[条件付き書式]を選択します。(下図)

 

ここでは「やや不満だった」という評価を受けたセルに塗りつぶしの色を設定してみます。
サブメニュー「新しいルール」を選択します。
画面右側に「条件付き書式」ダイアログが表示され、下図のように設定します。

 

「やや不満だった」という評価であったセルだけが塗りつぶしされています。(下図)

 

この他、関数ライブラリが [数式]タブから利用できるようになり、また、ピボットテーブルの「スライサー」が使えるようになりました。(下図)

 

また、並べ替えやフィルターのメニューがデスクトップ版に近いデザインになりました。