前回「Googleフォーム(Forms)(1)」記事では、Googleフォームを使ってアンケートなどのフォームの作り方をご紹介しました。
今回は、その続編、作成したフォームをどうやって回答者に公開するか、得られた回答結果をどのように集計するかなどについてご紹介します。

(1) フォームの公開

フォームが作成出来たら、画面右上の「送信」ボタンをクリックします。(下図)

 

「フォームを送信」ダイアログが現れます。(下図)

 

ダイアログの一番上に「メールアドレスを収集する」という項目があり、既定では「収集しない」となっています。
このプルダウンリストを開くと、他に「確認済み」「回答者からの入力」が選択できます。
既定の「収集しない」のままとすれば、回答者にメールアドレスの入力を求めることはしませんが、他の 2つのいずれかを選択すると、回答者が回答を送信する前にメールアドレスの入力を求められます。

その下の「送信方法」として「メール」「リンク」「埋め込み」のいずれかを選択します。
「メール」の場合は、「送信先」欄に回答者のメールアドレスを入力し、「送信」します。
すると、下図のようなメールが回答者に送信されます。

 

回答者は「フォームに記入する」ボタンを押してフォーム画面を開き、各質問に回答し送信するわけです。

「リンク」を選択すると、このフォームのリンクURLが表示されますので、これを「コピー」し、メッセージアプリなどの文面に貼り付けて回答者に送信します。(下図)

 

「埋め込み」を選択すると、ホームページに埋め込む HTMLコードが表示されます。(下図)

 

これを「コピー」し、ホームページに埋め込みます。
これはホームページに、このフォームへのリンクボタンやリンクテキストを設置するといった使い方ができます。
ホームページを閲覧した不特定多数の回答者から回答を得るときなどに適しています。

これ以外に Facebookや Twitter(X)でフォームを共有するボタンもありますが、ここではスキップさせていただきます。

(2) 設定

フォーム画面上部の「設定」をクリックすると、下図の設定画面が開きます。

 

それぞれの項目を開いてお読みになれば特に難しい設定はないと思います。
少しだけ説明を加えておくと、「テストにする」はフォームのテストという意味ではなく、試験問題を回答者に提供するという意味で、問題を出すときの設定です。
また、「回答」の中にある「回答を1回に制限する」をオフにすると、Googleアカウントへのログインをしないで回答できるようになります。

(3) 回答の集計

フォーム画面上部の「回答」をクリックすると、下図のような画面が開きます。

 

上図はまだ回答がないときのものですが、回答者から回答が送信されてくるとこのページに回答数とそれを円グラフなどで集計した結果が表示されます。

右上の「スプレッドシートにリンク」をクリックすると、回答の送信先を指定することができます。(下図)

 

この選択画面の「詳細」をクリックすると、Googleのサポートページ「フォームの回答の保存先を選択する」が開きます。
スプレッドシートに回答を保存する操作についての説明が記載されていますので、併せてご参照ください。

例えば「新しいスプレッドシートを作成」を選択して「作成」をクリックすると、下図のようなスプレッドシートが作成され、回答が得られるたびに 2行め以降に、1回答で 1行のデータとして自動的に入力されていきます。

 

このスプレッドシートを、チームのメンバーが閲覧したいときは、[ファイル]-[共有]-[他のユーザーと共有] または [ウェブに公開] を選択し、それぞれリンクURLが取得できるので、これをチームメンバーにアクセスしてもらえばよろしいです。