少し前の「Win11 Print Screenキーを押すとSnipping Toolが起動」記事で、キーボードの[PrintScreen]キーを押すと「Snipping Tool」アプリが起動するようになったとお話しました。
「Snipping Tool」は現時点の標準アプリだし、特に嫌悪することもないので、そのまま使っています。

ただ 1つだけ困ったことがありました。
デスクトップ上のウィンドウや特定エリア、あるいは全画面を「Snipping Tool」でスクリーンショット(以下、スクショ)を撮ると、もちろんクリップボードに保存されます。
でも、最近の Windows Updateにより、同時に [ピクチャ]-[スクリーンショット]フォルダーに保存され、さらに私の環境では個人用OneDriveの同じ場所にも同期されます。

この Amebaブログにアップする記事を執筆するため、さまざまの画面をスクショし、それを画像編集アプリなどで加工するということを毎日行っています。
「Snipping Tool」アプリを使う前は、単にクリップボードに保存されるだけで、PCを終了させればクリップボードもクリアされるので“後片づけ”も不要でした。
ところが上記したように[スクリーンショット]フォルダーに保存されたスクショ画像はそのまま残っており、不要なのでいちいち“後片づけ”しないといけません。
また、OneDriveに同期しているので、その都度スクショ画像がネット上の OneDriveに送信され、このとき PC動作がやや重く感じます。

ネット記事を検索すると、レジストリを編集して‥‥というものも見つかりますが、もっと気楽にできる方法がありましたので、その方法でやってみました。

「Snipping Tool」アプリには保存先を指定する設定項目はありません。
なので、保存しないようにしました。
「Snipping Tool」を開くと、下図の画面が現れます。

 

右上にある「…」から「設定」をクリックし、設定項目を表示します。(下図)

 

この中で「スクリーンショットを自動的に保存する」が有効であると、上記 [ピクチャ]-[スクリーンショット]フォルダーに保存されてしまいますので、これを無効にします。
これでスクショしても、クリップボードにコピーされますが、画像ファイルとして保存されることはありません。

もちろん、スクショした画像を [名前を付けて保存]することは可能です。
[スタート]メニューから「Snipping Tool」を起動し「+ 新規」ボタンを押してからスクショすれば、アプリ画面内にスクショ画像が表示され、それを [名前を付けて保存]すればよろしいです。

なお、OneDriveへの同期の問題は、単に [スクリーンショット]フォルダーを同期対象から外しました。