Microsoftが昨年10月から提供する「Microsoft Designer」は、画像生成AI「DALL-E 2」を利用し、テキストでデザインのイメージを入力するだけでそれっぽいデザインを作成してくれるものです。
ちょうど、PowerPointのデザイン機能「デザインアイデア」のようにデザイン案を提示してくれます。
「デザインアイデア」については「PowerPoint デザインアイデア」記事でご紹介しました。
「デザインアイデア」は、元になる素材をスライド上に配すると、それを含んだデザイン案をいくつか提案してくれますが、「Microsoft Designer」ではテキストで支持していきます。
早速試してみましょう。
「Microsoft Designer」のページにアクセスすると、下図のような画面が開きます。

画面右上の「Get started for free」ボタンをクリックすると、Microsoftアカウントでのサインインを促されます。
サインインすると、下図のような画面が開きます。

画面左上の「Describe the design you'd like to create」の入力欄に生成してほしい画像のプロンプトを入力します。
例えば「美味しいホットドッグ」と入力し、その下の「Generate」ボタンをクリックします。
少し待つと、下図のようにいくつかのデザイン案を提示してくれます。

あなたのイメージに近いものをその中から選択して、画面下部に現れた「Download」ボタンを押してダウンロードします。
なお、デザイン案のサムネイルの左下に再生ボタン「▶」が表示されているものは動画として作成されたイメージです。
ただし、動画イメージであっても、ダウンロード時のオプションで静止画として出力することもできます。
あるいは、画面下部の「Customize design」ボタンをクリックすると、選択したデザイン案について画像・テキストなどの編集が行えます。(下図)

そのとき、編集画面の右側には、PowerPointの「デザインアイデア」のようにそれをモチーフにしたデザイン案も提示してくれます。
作成された画像・作成途中の画像は、画面左上の「Designer」ボタンをクリックして開かれる「My designs」に登録されています。
そのため、作業を中断しても、ここから開き直せば続行して編集などできます。
画像生成AIについては、「画像生成AI 2題」記事、「Edge サイドバー」記事などでも取り上げましたが、さらにデザインアイデアを提示してくれたり、編集ができたりと、よりデザインにフォーカスしたサービスと言えます。