住所録などに入力した名前や住所などのフリガナを表示するときは「PHONETIC」関数を使いますね。
 

それでは、それらのローマ字表記を表示したいときはどうしましょう。

下図のような名簿を例にやってみましょう。

 

C列には「PHONETIC」関数によりそのフリガナも表示してあります。
ローマ字表記としたい B列の名前(B2~B10セル範囲)を選択し、[校閲]-[翻訳]をクリックします。(下図)

 

すると、画面右側に「翻訳ツール」が現れ、上側の「翻訳元の言語」に「日本語(検出済み)」と表示され、選択した名前が列記されます。
下側の「翻訳先の言語」として「英語」を設定すれば、それぞれの名前の英語表記が表示されます。(下図)

 

なお、この [翻訳]機能は Microsoftのサーバにネット接続して機能しますので、ネット接続されていないとエラー表示のポップアップが現れます。

また、選択した名前によっては「簡体中国語」などと認識されることもあるので、上側の「翻訳元の言語」も必ずご確認ください。

翻訳されたら、下側エリアの翻訳結果をコピーし、貼り付け先の D2セルを選択し、右クリックし [形式を選択して貼り付け]します。
そして、貼り付ける形式として「テキスト」を選択して「OK」します。(下図)

 

なお、C列のフリガナ(C2~C10セル範囲)を選択して [翻訳]しても構いません。(下図)

 

B列の名前を選択したときは、それにフリガナが振られていなければ一般的な読みとしてローマ字表記されます。
そのため、C列のフリガナが正しい振り仮名となっているなら、むしろフリガナから [翻訳]したほうが正しいローマ字表記となります。

ローマ字表記とすることができたら、名前部分と姓部分とに分離すれば名前順・姓順に並べ替えることなどができますね。